閉じるファイルを指定します。個々のファイルを選択することも、デフォルト値 *ALL を指定することもできます。詳細については、「I/O コマンドでのファイル名の指定」を参照してください。
I/O 操作の結果の「戻りコード」を受け取るフィールドの名前を指定します。
デフォルト値 *STATUS を指定すると、戻りコードは、#IO$STS という特別なフィールドに保管されます。このフィールドは、他のフィールドと同様に RDML プログラムで参照できます。
戻りコードを受け取るフィールドとしてユーザー・フィールドを指定する場合、このフィールドは、長さ 2 文字の英数字フィールドである必要があります。ユーザー・フィールドを指定した場合も、特別なフィールド #IO$STS は更新されます。
値については、「RDML I/O 戻りコード」を参照してください。
このコマンドの実行時に I/O エラーが発生した場合に実行するアクションを指定します。
I/O エラーは、「致命的」エラーと見なされ、ファイルが見つからなかった、ファイルが壊れている、ファイルを割り当てることができない、などがこれに該当します。これらのタイプのエラーが発生すると、ファンクションにおいて、そのファイルが関与しているすべての処理が停止します。
デフォルト値 *ABORT を指定すると、ファンクションが打ち切られ、I/O エラーの性質を示すエラー・メッセージが発行されます。
*NEXT を指定すると、制御が次のコマンドに渡されます。*NEXT は、デフォルトの ABORT を使用するのではなく、エラー・メッセージを RDML で処理し、次に ABORT で処理できるようにすることを目的としています(LANSA/AD および Visual LANSA の処理を続行することもできますが、この方法で LANSA を使用することはお勧めしません)。
データベース操作から返されるERは致命的エラーです。この場合、LANSA は、処理が続行されないものと想定します。IO モジュールがリセットされ、以降の IO は、そのファイルでこれまでに IO が行われなかったかのように実行されます。そのため、ファイルの状態について推定を行わないでください。例えば、最後に読み取られたレコードは設定されません。IO_ERROR の特別なケースとして、TRIG_RETC で ER を返すようトリガー・ファンクションがコード化されている場合があります。上記の説明は、このケースにも当てはまります。
したがって、LANSA では、さらに IO を実行する前に ABORT または EXIT 以外の何らかの処理を実行する目的で、トリガー・ファンクションから返された戻りコード ER を使用しないことをお勧めします。
*RETURN を指定すると、プログラム・メインラインでは制御が呼び出し元に戻され、サブルーチンでは制御が呼び出し元ルーチンまたはプログラム・メインラインに戻されます。
上記の値をどれも使用しない場合は、制御を渡す先の有効なコマンド・ラベルを指定してください。