このエミュレーション機能を使用するには、まずプライマリ X_LANSAディレクトリ内に、X_JOBQ.DATと呼ばれるファイルを作成する必要があります (例: Windows 32 ビット環境ではc:\program files\LANSA\x_win95\x_lansa)。
64 ビットのアプリケーション実行時は、x_win95 は x_win64 に置き換えられることに注意してください。
このファイルは、すべての関連する区画について、ジョブ待ち行列の名前と、オプションとして、この機能を使用するジョブ記述を指定します。
X_JOBQ.DATに定義されていないジョブ待ち行列またはジョブ記述への参照は、変更されずに省略値の方法で実行し続けます。
X_JOBQ.DATは、ほとんどのエディターで作成、編集できるテキスト・ファイルです。例えば、X_JOBQ.DATは、次のように定義することができます。
jobq=qbatch=c:\jobq\qbatch
jobd=qbatch=c:\jobq\qbatch
これらのX_JOBQ.DATエントリーは、SUBMITコマンドのジョブ待ち行列qbatchまたはジョブ記述qbatchへの参照を、待ち行列モニターによって後から実行するためには、IBM i をエミュレートするジョブとして、これらをディレクトリ c:\jobq\qbatch .....に送られなければならないことを示しています (待ち行列モニターの詳細は以下の通りです)。
このファイルに関して知っておくべき重要な項目は次の通りです:
<type>=<name>=<path> ここで:
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<type> |
JOBQ (ジョブ待ち行列) または JOBD (ジョブ記述) でなければなりません。 |
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<name> |
ジョブ待ち行列またはジョブ記述の名前で、IBM i オブジェクト命名規則に準拠しなければなりません。 |
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<path> |
ジョブ待ち行列として使用されるディレクトリへの完全修飾パス名です。ディレクトリは、このファイルのジョブ待ち行列または記述を参照するアプリケーションの実行を開始する時に存在していなくてはいけません。パス名は、ジョブ待ち行列または記述の名前に関連付けられる必要はありません。 |
設定すると、このファイル内のエントリーは、すべてのSUBMITコマンドにその内容を確認させます。参照されたジョブ待ち行列またはジョブ記述の名前に一致した場合、投入されるジョブは、指定されたディレクトリにルーティングされます。
ルーティング・プロセスは、投入されるジョブの詳細が含まれるディレクトリ内での一連のバイナリ・ファイル作成で構成されています (要求の詳細、交換値、LDA値など)。これらの値はバイナリ形式で、編集や変更をしてはいけません。
待ち行列型のバッチ・ジョブを表す一連のバイナリ・ファイルは、ジョブ待ち行列に割り当てられるモニターにその存在が検出されるまで待ちます。