9.206 STM_FILE_READ
注意: 9.1 組み込み関数の規則 利用オプション
この組み込み関数によって、指定のストリーム・ファイルからデータを読み取ります。このストリーム・ファイルは、STM_FILE_OPENによってあらかじめ開いています。
LineTerminatorオプションを指定してストリーム・ファイルを開いている場合、指定の行終了文字までのデータがSTM_FILE_READアクションによって戻されます。
LineTerminator=NONEオプションを指定してストリーム・ファイルを開いている場合、指定の戻りデータ・ブロックに収まる量のデータが STM_FILE_READアクションによって戻されます。
関連する組み込み関数:STM_FILE_OPEN、STM_FILE_CLOSE、STM_FILE_WRITE、 STM_FILE_WRITE_CTL
Line Terminatorの使用については、「9.205 STM_FILE_OPEN 」を参照してください。
引数
番号
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タイプ
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必須/任意
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記述
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最小長
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最大長
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最小小数桁数
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最大小数桁数
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1
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N
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必須
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データの読み取り元ファイルのファイル番号(ファイル・ハンドル)
この番号は、STM_FILE_OPENによってストリーム・ファイルに割り当てられています。
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1
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3
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0
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0
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戻り値
番号
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タイプ
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必須/任意
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記述
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最小長
|
最大長
|
最小小数桁数
|
最大小数桁数
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1
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A
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必須
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戻りデータ・ブロック1
このデータ・ブロックの長さまでのデータが戻されます。
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1
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制限なし
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2
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A
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任意
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戻りコード
OK = データは読み取られ、戻された ファイルを開くときに行終了文字が指定された場合、指定の終了文字までのデータが戻されています。 ファイルを開くときにLineterminator=NONEが指定された場合、指定のデータ・ブロックにデータが戻されています。
OV = データ・オーバーフロー 行終了文字が開くときに指定され、データ・ブロックに収まる量のデータが戻されていますが、この行に指定された終了文字に到達するまでにまだデータが存在します。後続のSTM_FILE_READによって、指定の終了文字までの残りのデータが戻されます。
EF = ファイルの終わりに到達した 読み取ろうとしたが、読み取れるデータがありません。戻りデータ・ブロックには、ブランクが戻されます。
ER = エラーが発生した
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2
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2
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|
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3
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A
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任意
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戻りデータ・ブロック2
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1
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制限なし
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4
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A
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任意
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戻りデータ・ブロック3
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1
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制限なし
|
|
|
5
|
A
|
任意
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戻りデータ・ブロック4
|
1
|
制限なし
|
|
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6
|
A
|
任意
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戻りデータ・ブロック5
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1
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制限なし
|
|
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7
|
A
|
任意
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戻りデータ・ブロック6
|
1
|
制限なし
|
|
|
8
|
A
|
任意
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戻りデータ・ブロック7
|
1
|
制限なし
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|
|
9
|
A
|
任意
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戻りデータ・ブロック8
|
1
|
制限なし
|
|
|
10
|
A
|
任意
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戻りデータ・ブロック9
|
1
|
制限なし
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|
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11
|
A
|
任意
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戻りデータ・ブロック10
|
1
|
制限なし
|
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例
「9.205 STM_FILE_OPEN 」を参照してください。