Windows印刷セットアップ・ファイルは、関連付けられたプリンター設定を含んだフルパスを含め、ファイルを指定します。これらの設定を使って、プリンター・ダイアログを初期化します。プリンター・ダイアログが表示されない場合、これらの設定は自動的にプリンターに送信されます。PC上の省略値のプリンター設定は、WPPSが指定されない場合に使われます。WPPSが指定される場合、省略値のプリンター設定は、ファイル内で指定されないパラメータに使われます。
WPPSパラメータを指定する場合は、WPPNパラメータもあわせて指定する必要があります。プリンター・ダイアログを表示する場合でも、ダイアログを正しい省略値の設定で初期化するにはWPPNが必要です。
新しいファイルはいつでも指定でき、ユーザーが異なる印刷ジョブ (レポートなど) に毎回プリンター・ダイアログを表示しなくても異なる設定ができるようにします。
このパラメータはサーバー・システムには渡され(継承され)ません。クライアント/サーバー環境から印刷する場合、印刷関数が呼び出されるかファイルがサーバー関数で指定されると、ファイル名をサーバーと交換することができます。
以下のプリンター設定を指定できます。選択されたプリンターに関係がない設定があり、そのような場合、関係のない設定はプリンターに無視されます。
注:WPXX および PRTRパラメータはX_RUN で、このファイル内で指定してはいけません。
PGOR=ページの向き
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DPXP= 両面印刷
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COLR= カラー印刷
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COPY= コピー数
PSIZ= 紙のサイズ
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PSRC= 給紙方法
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QLTY= 印刷品質
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COLL= 照合
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PTYP= 紙のタイプ
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FNAM= フォーム名
プリンターの特定の値の取得方法については、以下を参照してください。
プリンターの特定の値は、WPPD=Eでアプリケーションを実行し、トレース設定を ITRO=Y ITRL=9にし、ITRMを必要なトレース情報を記録するために十分な大きさの値に設定することにより取得できます。印刷ダイアログに必要な値を入力します。印刷ダイアログから返される値は、トレース・ファイルにログインされます。現在のプリンターに関連する値のみが記録されます。トレース・ファイルを開け、「プリンターの詳細」のフレーズを探します。トレース出力の例を以下に示します。
MESSAGE :Printer Details for \\syd1\HP LaserJet 4050 Series
MESSAGE :Printer Details...PGOR=1 DPXP=1 COLR=2 COPY=2 PSIZ=9 PSRC=2 QLTY=600
プリンター設定ファイルの例
例1:
PGOR=P
DPXP=V
COPY=4
例2:
PGOR=L
DPXP=N
COLR=C
PSIZ=33