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I/Oコマンドでのファイル名の指定

ほとんどのLANSAデータベースのI/Oコマンドでは、ファイル名を指定する必要があります。パラメータ名は、FROM_FILE、TO_FILE、INTO_FILEなどですが、どの場合でもファイル名を指定する方法は同じです。

LANSAコマンドでファイル名を指定するとき、次の点に注意してください。

      TO_FILE(CUSTMST)

      TO_FILE(CUSTMST.QGPL)

      TO_FILE(CUSTMST.USERLIB01)

 

      Visual LANSAの場合、スペースを使用してファイル名とライブラリ名を区切ってください。Visual LANSAでは、例えば、上記のTO_FILEパラメータは以下のように指定します。

      TO_FILE(CUSTMST QGPL)

      TO_FILE(CUSTMST USERLIB01)

 

移植性に関する考慮事項

IBM i以外のプラットフォームでは、Visual LANSAはライブラリを無視します。

ライブラリ名を指定しない場合、デフォルトのライブラリ名*FIRSTが使用されます。この場合、ファンクションがコンパイルされているジョブのライブラリ・リストで、必要なファイルを検出するために検索が(順番に)実行されます。この方法を使用してファイルが見つからない場合、LANSAディクショナリで最初に検出されたファイルの定義が使用されます。このような場合、警告メッセージが出力されます。

コードの生成はRDMLファンクションとRDMLXコードとで異なり、同じ名前のファイルが複数存在する場合は、使用されるライブラリに違いが生じる可能性があります。

IBM i では、オブジェクトをコンパイルしているジョブのライブラリ・リストを使用して、ライブラリへのファイル参照に合わせてRDMLファンクションが生成されます。ライブラリ・リストで見つからない場合は、EBCDIC参照シーケンス順序で見つかったリポジトリ内の最初のファイルが使用されます。一方、ライブラリ・リストを持たないWindowsでは、RDMLXオブジェクトが生成され、ANSIシーケンス順序で見つかったリポジトリ内の最初のファイルが使用されます。