さまざまなハードウェア・プラットフォームやオペレーティング・システムが混在する環境も珍しくありません。そしてアプリケーション・プログラムは、このさまざまなプラットフォーム上で稼動するのです。分散処理モデルに基づき適切に運用できるようにするためには、階層型アーキテクチャによる開発が不可欠です。
階層型アーキテクチャに基づき、アプリケーションを次のような処理単位に分割します。
表示処理 (グラフィカル・インターフェイスなど)
業務処理
データベース/妥当性検証処理
階層アーキテクチャは非常に柔軟なモデルですが、課題もいくつかあります。まず、階層ごとに別々のツールを使い、異なる言語で記述しなければならない場合があります。階層により、動作するプラットフォームやオペレーティング・システムが異なることもあるのです。さらに、プラットフォーム特有の要件が各階層に入り込み、システム全体の可搬性が損なわれるかも知れません。
適切なアーキテクチャ構造の開発環境により、これらの複雑な状況に対して容易に対応ができ、アプリケーション開発が簡単になります。1.2.6 LANSAアプリケーション・アーキテクチャにより、アプリケーション開発が簡素化されるのです。
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