IBMのSAA/CUAガイドラインに従えば、選択フィールド、選択リスト、入力フィールドなどにはすべてヘルプ・テキストを用意し、その意味をユーザーが簡単に調べられるようにする必要があります。LANSAにはヘルプ・キーの自動制御機能が組み込まれているので、ヘルプ・テキストをアプリケーションに追加するのに、手間はほとんどかかりません。また、追加/変更しても再コンパイルは必要なく、即座に反映されます。これもアクティブ・リポジトリの利点ということができるでしょう。
LANSAで扱えるヘルプ・テキストには次のような種類があります。『LANSA テクニカル リファレンス ガイド』の以下を参照してください。
どの種類のヘルプ・テキストもLANSAが自動的に管理し、ヘルプ・キーを押したときのカーソル位置に応じて適切なテキストが表示されるようになっています。また、プロセス・ヘルプやファンクション・ヘルプについては、検索しやすいよう索引機能が付属しています。
ヘルプ・テキストには、エンド・ユーザー向けと開発者向けの2種類があります。開発者向けヘルプ・テキストが一般のエンド・ユーザーの目に触れることはありません。マニュアル執筆者は、LANSA/AD を使い、両方のヘルプ・テキストを参照しながら、技術者向け/エンド・ユーザー向けのマニュアルを作成することになるでしょう。
LANSAモデリング・ツールを使っていれば、システム分析工程で残した覚え書きが、その内容に応じ、フィールド/プロセス/ファンクションのいずれかのヘルプ・テキストの形で次工程に渡ります。