インデックスに関する考慮事項
アプリケーション・データベースにインデックスを定義して使う場合、以下の事項を検討する必要があります。
- データベース設計者は、実際に稼動させるDBMSの処理性能に関する問題を、充分に把握しておく必要があります。例えばIBM i の場合、アクセス経路にもとづくアクセス先テーブルの定義方法により、IPLやオブジェクト保存の処理性能を改善できる場合があります。
- また、IBM iの場合、OPNQRYFが使えます。これはテーブル上に動的にビューを定義する機構で、柔軟な構成が可能であり、機能的にも優れています。
- 一般に、インデックスの数には上限を決めておいた方がよいでしょう。インデックスを介してアクセスすることが多いのであれば、編成そのものを再考するべきかも知れません。
- RDMLによるテーブル・アクセス技術を活用すれば、インデックスはそれほど必要になりません。データベース設計や要求分析の際、RDMLコマンドで実現できないかどうかも検討してください。
- RDMLX テーブルには、選択/除外の定義を使用しないことをお勧めします。その代わり、WHEREパラメータを使用して、取得したデータを限定してください。