人事管理システムに設定したアクセス経路の例
人事管理システム用のアプリケーション・データベースには、部門、部課、社員の各テーブルがあるとしましょう。
部門テーブルには、社員テーブル、部課テーブルに到るアクセス経路がそれぞれ作成されます。部門テーブルから、例えば次のようにアクセスできるようになります。
- ある部門に所属する社員を検索します。PSLMSTからDEPTMENTをキーとして派生したインデックスを使います。大人数が所属する部門の場合、見つかるレコード数も多くなります。
- ある部門に属する部課を検索します。DEPTMENT列をキーとして持つ物理テーブルを使います。いくつかの部課が集まって部門を構成しているので、一般に複数のレコードが見つかるはずです。
部課テーブルには、部門テーブルに戻る経路と、社員テーブルに到る経路が必要です。
- ある部課が属する部門を検索します。DEPTMENT列をキーとして持つ物理テーブルを使います。部課はあるひとつの部門に属しているので、レコードは1つだけ見つかるはずです。
- ある部課に所属する社員を検索します。社員テーブルPSLMSTからDEPTMENTおよびSECTIONをキーとして派生したインデックスを使います。社員が何名か集まって部課を構成しているので、複数のレコードが見つかるはずです。
社員テーブルには、部門テーブルおよび部課テーブルに戻る経路が必要です。
- 社員が所属する部門を検索します。DEPTMENT列をキーとして持つ物理テーブルを使います。社員は(特定の時点では)あるひとつの部門に所属しているので、レコードは1つだけ見つかるはずです。
- 社員が所属する部課を検索します。SECTION列をキーとして持つ物理テーブルを使います。社員は(特定の時点では)あるひとつの部課に所属しているので、レコードは1つだけ見つかるはずです。