UPRINT(Unformatted PRINT)コマンドを使わないとすれば、LANSAでは次のコマンドを組み合わせてレポートを作成することになります。
DEF_HEAD |
レポートの見出し行の定義 |
DEF_FOOT |
後付け行の定義 |
DEF_LINE |
レポートの詳細行の定義 |
DEF_BREAK |
レポートのブレーク行の定義 |
|
明細行の印刷またはブレーク行の起動 |
SKIP |
特定の行の読み飛ばし |
SPACE |
空白行の挿入 |
前半4つのコマンドでレポートの各構成部分のレイアウトを定義し、後半3つのコマンドで実際にレポートを作成します。
各コマンドの詳細については、『Visual LANSA テクニカル リファレンスガイド』を参照してください。
このようなコマンド構成にしたのは、次の相反する要求に応えるためです。
1. 頻繁に発生する要求に対しては、ほぼ自動で対処できるようにしたい。
2. 変則的な要求に対しても対処できるよう、柔軟性を持たせたい。
レポート作成に対する要求の大部分は、DEF_HEAD、DEF_BREAK、DEF_FOOT、DEF_LINE、PRINTの各コマンドと若干のRDMLプログラムで対処できます。
より複雑な要求に対しても、DEF_LINE、PRINT、SPACE、SKIPの各コマンドとRDMLプログラムを組み合わせればほとんど対応可能です。
この付録に挙げる例は、主として前者、すなわち一般的なレポート作成要求に、手際よく対処しようというものです。
以下のトピックでは、比較的単純な部類のレポートを作成する手順を説明した後、レポート作成コマンドを組み合わせてより複雑なレポートを作成する手順を、例を示しながら説明していきます。
以下の各トピックでは、LANSAによるレポート作成の手順を、例を用いて説明します。
最後に、LANSAで初めてレポートを作成した方からよくいただく質問とその回答を、「4.4.9 レポート作成に関するQ&A」で紹介します。