ボタンなどのコンポーネントから再利用可能パーツを継承する方法を見るために、パネル・タイプの再利用可能パーツ(この例ではEOEXAM20)を作成し、このパーツのAncestorをボタン(#PRIM_PHBN)にします。
継承の情報を見るには、必ずエディターの [LANSA の設定] で [拡張機能の表示] オプションが選択されていることを確認してください。
PRIM_PHBNをAncestorに設定します。
次にコンポーネントをサイズ変更し、以下のボタンのようにします。
ボタンのプロパティの設定
再利用可能パーツのすべてのプロパティを見るには、[詳細]タブを表示します。ボタンのすべてのプロパティが表示されます(Ancestorがボタンなため)。CaptionをButton Aに変更し、ButtonsをGroupプロパティに選択します。
ボタンの再利用可能パーツには、以下のキャプションが表示されます。
イベント・ルーチンの作成
最後に、クリックされたときにメッセージ・ボックスを表示するボタンのClickイベントのイベント・ルーチンを作成します。メッセージ・ボックスには、再利用可能パーツの名前が表示されます。
EVTROUTINE HANDLING(#COM_OWNER.Click)
Use Message_Box_Show (ok Ok Info 'The Button Is:'#Com_Owner.Name) (#Std_Obj)
ENDROUTINE
再利用可能パーツをコンパイルします。
ボタンの再利用可能パーツのソース
ボタンの再利用可能パーツのソースは、以下のようになります。
FUNCTION OPTIONS(*DIRECT)
BEGIN_COM ROLE(*EXTENDS #PRIM_PHBN) CAPTION('Button A') DISPLAYPOSITION(1) HEIGHT(28) LEFT(0) TABPOSITION(1) TOP(0) WIDTH(128)
EVTROUTINE HANDLING(#COM_OWNER.Click)
Use Message_Box_Show (ok Ok Info 'The Button Is:'#Com_Owner.Name) (#Std_Obj)
ENDROUTINE
END_COM