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2.20.1.2 行 (エントリー)

プロパティ・シートの名のエントリーを定義するには、以下のようにします。

1.  プロパティ・シートのInitializeイベントで、エントリーの記述と値を指定します(1列目はフィールド#PROPERTYに基づき、2列目はフィールド#VALUEに基づきます)。

 

CHANGE field(#PROPERTY) to('''First Name''')
CHANGE field(#VALUE) to(#GIVENAME)

 

2.  エントリーをプロパティ・シートに追加します。

 

ADD_ENTRY to_list(#PROP_1)
 

3.  (コンポーネントの先頭に) エントリーのデータ・クラスを定義します。

 

DEFINE_COM class(#GIVENAME) name(#GIVENAME)
 

4.  Initializeイベント・ルーチンで、エントリーにデータ・クラスを割り当てます。データ・クラスは、値の表示と入力方法を処理します。

 

SET com(#prop_1.CurrentItem) DATACLASS(#givename)

 

このステートメントは、プロパティ・シートの2列目の現在のエントリーの値を#GiveNameクラスに従って表示 (および編集) するよう、プロパティ・シートに指示します。例えば、最大長は20文字で、大文字または小文字の文字を含むことができます。

プロパティ・シートの各エントリーで4つの基本のステップを繰り返します。例えば、プロパティ・シートの給与エントリーは、以下のように定義します。

1.  プロパティ・シートのInitializeイベントで、エントリーの記述と値を指定します。

CHANGE field(#PROPERTY) to('''Salary''')

CHANGE field(#VALUE) to('#SALARY.TEXT')

     #SALARYは数値フィールドですが、英数字フィールド(#VALUE)に基づいて列を表示するので、TEXTプロパティを表示する必要があります。

2.  エントリーをプロパティ・シートに追加します。

ADD_ENTRY to_list(#PROP_1)

 

3.  エントリーのデータ・クラスを定義します。

DEFINE_COM class(#SALARY) name(#SALARY)

 

4.  Initialize イベント・ルーチンで、エントリーにデータ・クラスを割り当てます。

SET com(#prop_1.CurrentItem) DATACLASS(#salary)

 このステートメントでは、プロパティ・シートの 2 列目の現在のエントリーの値を #SALARY クラスに従って表示(および編集する)よう、プロパティ・シートに指示します。例えば、最大長は11桁で、小数部は 2 桁、デフォルトの値は 0 です。