ユーザー・インターフェースのデザインにおいて、特に色の使用に関しては「簡潔に」まとめることを心がけるようにすることが非常に大切です。ほとんどのアプリケーションにおいて、シンプルな配色に異なる色が数種類あるだけで十分です。
色
デフォルトのテーマには、12 種類ほどの定義された色があります。ですが、現実には実際に使用されるのはその 3 分の 1 ほどで、背景の白や無効または非アクティブな状態を示すためのグレーとともに使用されます。DarkTitle の描画スタイルの背景の色は、LightTitle のテキストおよび見出しの色を同じです。同様に、プッシュボタンのマウスオーバー の色は、ツールバー・ボタン、メニュー項目のマウスオーバーと同じ色で、この色は選択されたリスト項目にも使用されています。
企業の特徴に合わせた独自の色を適用する際は、ベース・カラーを変えないようにして、必要に応じて同じ色を再利用することが推奨されています。ベース・カラーを変えることが望ましいように思える場合であっても、今までの慣習から、より実用的なこのアプローチを取ることで、長い目で見た場合にメンテナンスが簡素化されることが示されています。
定義しやすくするために、LANSA には今まで使用した色の記録が残されています。
色のドロップダウンが開かれると、使用されている色は、ベース色のセットの上にあるリストの上位に表示されます。使用されていた最後の色が取り除かれると、リストには表示されなくなります。
描画スタイル
色と同様、簡潔にすることを心がけます。描画スタイルが少ないほど、より一貫性のある見やすいユーザー・インターフェースとなります。
描画スタイルは設計時に結合できることを覚えておくと便利です。これにより、テキスト・サイズや背景のバリエーションを多く作成する必要がなくなります。
色に関しては、多くの異なるフォントやフォント・サイズが必要となることはほとんどありません。簡素化するためには、ほとんどのテキストで使用する基本となるフォント・サイズを選ぶことが推奨されています。これにより、見出し用にはその割合 (パーセント) を使用し、変更があったとしても基本となる使用フォントに対する割合を同じに保つことができます。