行と列の組み合わせにより、コントロールの左上の座標と、これらのコントロールのスペースを埋める境界線が定義されます。これは、簡単なレイアウトの時はうまく機能しますが、より複雑なレイアウトでは、ほとんどのケースで複数の行や列を追加する必要があり、その中のサイズが異なる場合もあるでしょう。言うまでもなく、多くの行や列が追加されるほど、セルは小さくなり、その結果、コントロールが占めるスペースを増やす必要がでてきます。
図 12 – 列のスパン
図 13 はより複雑なレイアウトが示されています。このページは、このレイアウトにしては少々多すぎではあるのですが、サイズが異なる 5 つの行と 5 つの列に分割されています。
見出しは、全ページの幅を埋めるように、行 1 列 1 の位置にスパンは 5 列になっています。行 2 列 1 の左側のリストは、行スパンは 4 で、列スパンが 2 です。
右側のフィールドはすべて行 2 列 3 の位置に配置されています。短い方のフィールドのスパンは 2 列、長い方のスパンは 3 列です。これらの列の比率は常に同じなので、ページがサイズ変更されると、コントロールも使用できるスペースをもとにサイズ変更されます。そして、もちろん列によって定義された境界線も守られます。
図 13 – 列のスパン
行と列のスパンはリボンでコントロールの値を変更することで設定できます。または、デザイナーでコントロールをドラッグして、必要に応じて小さくしたり、大きくしたりするだけでも設定可能です。