イベント、メソッド、およびプロパティが祖先のフォームまたは再利用可能パーツの内部でのみ使用される場合は、フォームまたは再利用可能パーツのPrivateプロパティを使用してすべての継承するコンポーネントから非表示にすることができます。
Privateで定義されたイベント、メソッド、およびプロパティは、継承するそしてオーナーのフォームおよび再利用可能パーツから隠蔽されます。
例えば、GetInfoメソッドを隠蔽するには、祖先のフォームのPrivateプロパティを選択し、値のリストからGetInfoを選択します。
フォームを保存します。GetInfoメソッドは、これですべてのコンポーネントから隠蔽されます。
FormBを表示し、メソッドタブを起動します。GetInfoは、表示されず、FormBからは使用できなくなったことを示します。
ただし、非表示のプロパティ、イベント、メソッドは、引き続きコンポーネント・ヘルプ (F2) に表示されます。
ユーザー定義のイベント、メソッド、およびプロパティの部分的な隠蔽
イベント、メソッド、およびプロパティをオーナーのフォームと再利用可能パーツから隠蔽し、継承しているフォームと再利用可能パーツで使用できるようにするには、イベント、プロパティ、またはメソッドを保護済みと定義します。
例えばOKPressedイベントを保護するには、祖先のフォームのProtectプロパティを選択し、値のリストからOKPressedを選択します。
祖先のフォームを保存します。これでOKPressedイベントは、オーナー・コンポーネントからは隠蔽されますが、継承するフォームと再利用可能パーツからは使用できます。
継承するフォームを表示し、イベントタブを表示します。OKPressedが表示され、使用できることを示します。
それから祖先のフォーム(FRMDETAIL)を他のフォームに挿入します。メンバー・フォームFRMDETAILのイベントタブを表示します。OKPressedイベントは表示されません。
ただし、非表示のプロパティ、イベント、メソッドは、コンポーネント・ヘルプ (F2) に表示されます。
ユーザー定義のイベント、メソッド、およびプロパティの部分的な公開
ある環境では、Protectプロパティを使用して祖先のフォームでオーナー・コンポーネントから隠蔽されているユーザー定義のイベント、メソッド、およびプロパティを公開する必要があります。これには、継承するフォームまたは再利用可能パーツのPublicプロパティを使用します。
システム内部のCreateInstanceとDestroyInstanceの値は、常にPublicで表示されることに注意してください。これらは使用しないでください。
ここでFormBを他のフォームに挿入します。イベントタブを表示します。OKPressedが表示され、オーナー・フォームで使用できます。