ビジュアル・スタイルを作成するには、[ファイル]メニューの[作成]オプションを使用します。
エディターにより、ビジュアル・スタイルが開かれます。[アウトライン]タブのビジュアル・スタイルをダブルクリックすると、コンポーネントを表示できます。
ビジュアル・スタイルは、Scheme およびスタイル・アイテムで構成されます。デフォルトでは、各ビジュアル・スタイルは、1つのScheme と、2つのビジュアル・スタイル・アイテムCaptionとValueを持ちます。Scheme は、CaptionオブジェクトとValueオブジェクトを適切なスタイルに変換します。通常、Scheme を変更する必要はありません。
Captionスタイル・アイテムは、ラベルなどのコントロールが表示される方法を定義します。VS_Normスタイルでは、スタイル・アイテムは背景色をシステム色のButtonFace(大部分のワークステーションでは灰色)、フォントはMS Sans Serif 8ポイント、テキスト色はWindowsテキスト色(通常は黒)に設定します。境界線のスタイルは、左側に影がついて3D効果を作成する3D Leftに設定されます。
Captionスタイル・アイテムは、以下のタイプのコンポーネントを制御します。
Valueスタイル・アイテムは、フィールドなどのコントロールが表示される方法を定義します。VS_Normスタイルでは、このスタイル・アイテムは、Windowのシステム色(通常は白)を背景色に使用することを除けばCaptionスタイル・アイテムと同じです。また、リストの偶数行に異なる背景色を定義したり、入力された値が正しくない場合に使用されるエラー色を定義します。
Valueスタイル・アイテムは、以下のタイプのコンポーネントを制御します。
フィールドは、2つのスタイルの目的が異なることを示すよい例です。フィールドのラベルが表示される方法は、Captionスタイル・アイテムにより決定され、フィールドのテキスト部分が表示される方法は、Valueスタイル・アイテムで制御されます。
スタイル・アイテムのプロパティは、プロパティ・シートを使用して設定されます。
ビジュアル・スタイル・アイテムのプロパティの詳細は、機能ヘルプを参照してください。
AlternBackColor、BorderColor、およびErrorBackColorは、Valueスタイル・アイテムで制御されるタイプのコンポーネント(主にリストとフィールド)にのみ効果があります。これは、AlternBackColorはリストにのみ適用され、ErrorBackColorはリストとフィールドの編集部分にのみ適用され、BorderColorはグリッド行にのみ適用されるからです。