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2.23.1.1 テーブル・レイアウト・マネージャ

テーブル・レイアウトとは

テーブル・レイアウトは、ユーザー・インターフェース設計およびランタイムのサイズ調整の複雑な作業を、簡単なドラッグ・アンド・ドロップと少々の追加作業に軽減した、完全統合のデザイン・ランタイム機能です。つまり、開発プロセスが完結されたパーツであり、Visual LANSA の重要な機能の 1 つでもあります。

テーブル・レイアウトは、Web ページ、フォームやパネルといった複合コントロールを行と列に分割します。そして、コントロールは結果のセルに配置され、コントロールの大きさ、位置、同じセル内の別のコントロールに対する反応などを決定する、範囲、配置、サイズ、フローの属性も付随します。

行と列はコンポーネントのインタンスではあるものの、パネルなどと同じ意味の物理的なコントロールではありません。その代わり、空間内の左上の位置を提供して、特定のコントロールが特定の位置に配置されるようにします。レイアウトを使用するコントロールのサイズが変更されると、レイアウトは、新しい親サイズをもとに、すべての管理するコントロールのサイズと位置を評価します。

開発者は、時間をかけてこのテーブル・レイアウトの詳細を出来る限り理解し、様々な機能を使いこなせるようになることをお勧めします。テーブル・レイアウトを効果的に使いこなすことで、開発時間を大幅に削減でき、管理も驚くほど簡単にすることができます。

テーブル・レイアウトの必要性

レイアウトにより、2 つの基本的な問題が解決できます。

テーブル・レイアウトを利用して主に行えることは、実行時の特に Web ページやフォームのサイズが変更された時に、コントロールのサイズや位置を管理することです。このレイアウトがないと、ページ上のコントロールは単に最初に配置された位置にそのまま残り、コンテナのサイズに合わせてサイズ調整されることもありません。

もちろん、すべてのコントロールのレイアウト管理が必要なわけではありいません。コントロールのサイズ調整や移動する必要がない場合、レイアウトの一部として取り込む必要はありません。

2 つめは、レイアウトによりコントロールの画面配置が簡素化され、設計段階で一貫性のある位置付が簡単にできるようになります。一度使用すると、実行時のサイズ変更は必要なく、必要に応じてレイアウトを削除することも可能です。

ここで注目すべきは、レイアウトの維持管理のオーバーヘッドが取るに足らない額だということです。

詳細は、「テーブル定義」を参照してください。