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18.4.15 TPTH パラメータ

例えば、トレース・ファイルなどが一時パスに入ります。

一時パス評価は、Linux と IBM i で異なります。最初のTPTH、ROOT、PROC、FORM、MODE およびすべてのトレース x_run パラメータ (ITROなど) が評価されます。

一時パスディレクトリは、以下のように解決されます。

1  x_runパラメータに認められた場所においてはTPTH x_runパラメータ

2  TEMP環境変数

3  TMP環境変数

4  <LANSA X Root>\tmp ディレクトリ

5  ここでは取得されませんが、もし取得すると致命的なエラーが発生します。一時ディレクトリはトレースおよびエラーファイルを書くために必要なため、対話ジョブがメッセージ・ボックスを表示し、サーバー・ジョブがSTDOUTにメッセージをアウトプットします。Windows上では、リスナーはサービスではなく、これらの (lcolist –sstop; lcolist –c –d –x) メッセージを見るためのプロセスとして実行されます。

     上記リストにおいて、<LANSA X ルート>x_lansa ディレクトリのパスです。例えばWindows上では、c:\program files\lansa\x_win95\x_lansa となります。LinuxとIBM i 上では、/home/LANSA_devpgmlib/x_lansa.となります。

囲んでいる二重引用符、すべての後置型パス区切りおよび空白は、ディレクトリを検証する前に除かれます。

ディレクトリが存在しない場合、作成が試みられます。失敗すると次のステップが使われます。

Windows上で、一時ディレクトリの典型的な値は、%TEMP% です。(Windows Explorerにこれを入力すると、ディレクトリにアクセスできます)サーバー・ジョブは、通常ユーザーのローカルサーバーを使います。その%TEMP%値は、ユーザーのサーバーにはログオンされていません。例えば、値がc:\windows\tempだとします。プロセス・モニターはlcolist.exe上で、そのTEMP値の環境変数を確認します。

Linux および IBM i 上の一次ディレクトリの典型的な値は、/lansa_devpgmlib/x_lansa/tmpです。

一時ディレクトリが解決されると、STDOUTに出力されます。

ログ・ディレクトリには、x_err.logexport.logが含まれています。

Linux および IBM i 上で、ログ・ディレクトリは一時ディレクトリがWindows上でたどるのと同じパスをたどります。つまり、以下のようになります。

1  LOGDIR環境変数

2  存在するか作成できる場合は、<LANSA X ルート>/logディレクトリ

3  <LANSA X ルート>