例えば、トレース・ファイルなどが一時パスに入ります。
一時パス評価は、Linux と IBM i で異なります。最初のTPTH、ROOT、PROC、FORM、MODE およびすべてのトレース x_run パラメータ (ITROなど) が評価されます。
一時パスディレクトリは、以下のように解決されます。
1 x_runパラメータに認められた場所においてはTPTH x_runパラメータ
2 TEMP環境変数
3 TMP環境変数
4 <LANSA X Root>\tmp ディレクトリ
5 ここでは取得されませんが、もし取得すると致命的なエラーが発生します。一時ディレクトリはトレースおよびエラーファイルを書くために必要なため、対話ジョブがメッセージ・ボックスを表示し、サーバー・ジョブがSTDOUTにメッセージをアウトプットします。Windows上では、リスナーはサービスではなく、これらの (lcolist –sstop; lcolist –c –d –x) メッセージを見るためのプロセスとして実行されます。
上記リストにおいて、<LANSA X ルート>はx_lansa ディレクトリのパスです。例えばWindows上では、c:\program files\lansa\x_win95\x_lansa となります。LinuxとIBM i 上では、/home/LANSA_devpgmlib/x_lansa.となります。
囲んでいる二重引用符、すべての後置型パス区切りおよび空白は、ディレクトリを検証する前に除かれます。
ディレクトリが存在しない場合、作成が試みられます。失敗すると次のステップが使われます。
Windows上で、一時ディレクトリの典型的な値は、%TEMP% です。(Windows Explorerにこれを入力すると、ディレクトリにアクセスできます)サーバー・ジョブは、通常ユーザーのローカルサーバーを使います。その%TEMP%値は、ユーザーのサーバーにはログオンされていません。例えば、値がc:\windows\tempだとします。プロセス・モニターはlcolist.exe上で、そのTEMP値の環境変数を確認します。
Linux および IBM i 上の一次ディレクトリの典型的な値は、/lansa_devpgmlib/x_lansa/tmpです。
一時ディレクトリが解決されると、STDOUTに出力されます。
ログ・ディレクトリには、x_err.log と export.logが含まれています。
Linux および IBM i 上で、ログ・ディレクトリは一時ディレクトリがWindows上でたどるのと同じパスをたどります。つまり、以下のようになります。
1 LOGDIR環境変数
2 存在するか作成できる場合は、<LANSA X ルート>/logディレクトリ
3 <LANSA X ルート>