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フレームワークの利点

単一アプリケーション・モデルによる Web および Windows アプリケーション

フレームワークは Windows と Web の両方に対し、一貫性のある単一アプリケーション・モデルを提供します。

標準インターフェース

 

Microsoft Outlook をほぼベースにして設計されています。Outlook は世界中で非常に人気があり、ほとんどのユーザーがビジネスでも家庭でも使い慣れています。 

このモデルは、エンドユーザーの動作が数回のクリックだけで済むコックピットあるいはダッシュボード型のデザインを提供しています。

 

XML ベースの外部デザイン・スキーマ

 

フレームワークはすぐに実行できます。

標準設計方法により、多くの開発者が同時に別々のアプリケーションのパーツで作業できます。

評価やフィードバックのために、プロトタイプのバージョンを電子メールで迅速に送信できます。

迅速なプロトタイプ作成

 

アプリケーション、ビジネス・オブジェクトおよびコマンドは数分で定義でき、それらをサポートするコードが存在する前でもエミュレーション・モードで使用できます。

完了した結果の表示、振る舞い、感じがどのような見通しになるか、コードを一行も書かずに確かめることができます。

このプロセスは新しい、あるいは潜在的なビジネスのニーズをすばやく発見する手段としても使えます。

 

プロトタイプからアプリケーションへ

 

ユーザーはプロトタイプのどの部分も削除する必要がありません。プロトタイプを実際のアプリケーションに移行する場合、ユーザーは作成したパーツをフレームワークにスナップするだけで良いのです。これにより、アプリケーション、ビジネス・オブジェクト、コマンド、メニューおよびイメージの基本的な構造を残すことができます。

 

迅速なモダナイゼーション

フレームワークの RAMP ツールを使い、わずかな工数で既存の IBM i アプリケーションを Windows 用に作り替えることができます。

5250 アプリケーションになんの変更を加える必要がなく、しかも、他のモダナイゼーション・ツールにはない、高度なナビゲーション、検索、組織化の機能を使えるようにすることができます。

容易なコーディング

 

フレームワークによって開発者はより高度なVisual LANSAやLANSA for the Webの機能へ簡単にアクセスできます。例えば、フレームワークは自動的にマルチ・フォーム、マルチ・コンポーネントの対話処理と参照を扱います。

 

ロード・オン・デマンド・アーキテクチャ

 

アプリケーション・コンポーネントを、使用する時に動的にロードするロード・オン・デマンド・アーキテクチャ。これにより起動時にアプリケーション全体をロードすることを防ぎます。 

 

開発者およびユーザー・インターフェースの標準

 

 

スナップイン・フィルターおよびコマンド・ハンドラーの標準化構造により、開発手法の標準化が促進されます。

ユーザー・インターフェースはほとんどの範囲がフレームワークで制御されるので、一貫性が保たれます。

 

Visual LANSAでの生産性向上

 

 

フレームワークはマルチ・フォームの対話処理や参照などアプリケーションの基本的なあらゆる機能を取り扱います。

新しいVisual LANSAやLANSA for the WebのWeb開発者にとっての飛躍的なスタート

 

 

アプリケーション開発の開始にあたって、この環境が開発者を支援し、標準的な実装へとガイドしてくれます。

より複雑なOOコンセプトへの段階的で有益な導入

 

 

フレームワークは継承などのOOコンセプトに基づいています。その基礎的な構造と利点は、フレームワークの開発者がアプリケーションの実装において進歩するごとに、徐々に明らかになるでしょう。