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リスク・チェック・リスト

一般的なリスク

 

リスク 起こりうる問題 考えられる対応策

最高の条件で開発およびテストを行っておきながら、最悪の条件の環境に配置する

パフォーマンスの低下

アプリケーションの機能オーバー

最悪の条件の環境を構成し、開発の早期から頻繁にこれを使い、問題個所を特定し配布前に解消する

最悪の条件で開発およびテストを行い、最高の条件の環境に配布する

開発者の生産性の低下

アプリケーションの機能不足

開発者により良い操作環境を提供する

 

特定リスク (列1 に表示されている英文字は ベストな条件 および 最悪の条件 の図で示されているものです)

 

リスク 説明 起こりうる問題/コメント 考えられる対応策

A

データベースのボリュームと負荷が配布先の条件を反映していない

 

開発中に、開発しているデータベースの実際のボリュームをできるだけ早くロードする

開発時およびテスト時に負荷エミュレーション・ツールを使う

B

サーバーが多数のクライアントをサポートできない

コストの超過

将来の拡張に大きな障壁があります。

ハードウェアをアップグレードする

開発時およびテスト時に負荷エミュレーション・ツールを使う

C

十分な処理能力があるにもかかわらず、インターネット接続のスループットにばらつきが出る

ピーク時のスループット低下

ISPの制御不十分および通信経路の制御不能

先を予測した管理

D

転送するデータが多すぎる

 

データを現実的な量まで減らす

E

クライアントのロジックが複雑すぎる

 

クライアントのロジックの複雑さをクライアント・システムのパワーに見合う程度に単純化する

F

クライアントからサーバーへのアクセスが頻繁すぎる

 

トランザクションごとにコミュニケーション・リンクが混線する回数を減らす

G

配布先の環境のファイアーウォール、プロキシー、ワイヤレス、VPNの構成が違う

構成の問題

インストールの問題

パフォーマンスのばらつき

信頼性のばらつき

予想外のコストがかかります。

 

H

LANの負荷

予想外のコストがかかります。

将来の拡張に大きな障壁があります。

 

I

配布先の環境でOSまたはアプリケーション・サーバーが違う

構成の問題

インストールの問題

パフォーマンスのばらつき

信頼性のばらつき

予想外のコストがかかります。

 

J

配布先の環境でDBMSが違う

構成の問題

インストールの問題

パフォーマンスのばらつき

信頼性のばらつき

予想外のコストがかかります。