このステップでは、社員の姓により XEMPLOYEE テーブルを検索する実際のフィルターを作成します。また、コード・ウィザードの使用方法も学習します。
このチュートリアルで使用するインスタントリストは社員番号と姓のフィールドが表示されています。自身の"社員"ビジネス・オブジェクトの定義がこれと一致することを確認してください (社員のプロパティのインスタントリスト・タブから社員名の列を削除できます)。
1. [名前] フィルターの [コード ウィザード] ボタンをクリックします。
[コード ウィザード] ウィンドウが表示されます。このウィンドウを使用すると、フィルター、インスタントリストおよびコマンド・ハンドラーにプラグインできる各種コンポーネントを作成できます。 フレームワークの初心者は、コード ウィザードを使用することを強くお勧めします。
最初は、実行可能なコンポーネントを生成するフィルター (CRUD フィルター (Create/Read/Update/Delete)、もしくはフィルターとインスタントリストなど) を使用することがほとんどでしょう。 慣れてくると、スケルトン・フィルターのみを使用したり、作成したいフィルターに類似するフィルターをコピーするだけになるでしょう。
2. 英語以外のシステムを使用している場合、左上のツリー表示の [フレームワーク -> チュートリアル・フレームワーク] をクリックします。下側に [コード生成オプションの設定] が現れます。この設定オプションでは、好みのオプション設定ができます。
3. 左上のリストで、iii HR アプリケーションを選択し、次に [名前] フィルターを選択します。
4. 生成するコードのタイプとして、[フィルターとインスタントリスト] を選択します。
5. [次へ] ボタンをクリックします。
6. 次のページで、[このビジネスオブジェクトに一番近い物理ファイル] として XEMPLOYEE を指定します。
次にインスタントリストに表示するフィールドとレコードを識別するフィールドを指定します。
7. XEMPLOYID、XSURNAME、XGIVENAME のフィールドをインスタントリストに表示するフィールドのリストにドラッグします。
8. 識別フィールドのリストに XEMPLOYID フィールドをドラッグします。
9. [次へ] ボタンをクリックします。
10. 次のページで、フィルタ-/検索に使用するビューとして XEMPLOYEE2 を指定します。これは、キーが XSURNAME と XGIVENAME フィールドの XEMPLOYEE テーブルの論理ビューです。
作成するフィルターごとに適切なインデックスが必要になることに注意してください。 すべてのフィルターを実装する前に、データ・モデルを検証し、すべてのインデックスが存在することを確認します。 これにより、プロトタイプ実装のプロセスを迅速に行うことができます。
11. [検索実行に使用するビューのキー] としてXSURNAME フィールドを選択し、[総称検索を許可] のオプションが選択されていることを確認します。
12. [次へ] ボタンをクリックします。このページのオプションは無視してください。
13. [コード生成] ボタンをクリックします。
次のページ、[生成されたソースコード] にフィルターのソース・コードが表示されます。ここで、このコードを含むコンポーネントを作成する必要があります。
14. 実際のフィルター名としてiiiCOM01を、説明には名前フィルターを指定します(ここで iii は入力者のイニシャルです。Visual LANSA の非ライセンス版または試行版を使っている場合は、DEMCOMnn の形式にする必要があります)。
15. [スナップイン ] のオプションを選択すると、フレームワークのフィルターが自動的にコンパイル、スナップインされます。[作成] ボタンをクリックして、コンポーネントを作成します。
しばらくすると、フィルターがコンパイルされ、フレームワークにスナップインされたことを伝えるメッセージが表示されます。
16. [コード・ウィザード] を閉じます。