配布されたフレームワークには、管理者ユーザーを含む必要はありません。
実稼働のフレームワークを定義済みユーザーなして利用するには、UF_OLOGON のコピーを変更する必要があります。詳細は、「VLF-ONE の組み込みインターフェース・ポイントが提供するもの」を参照してください。
フレームワークのユーザーが存在しない場合、特別ユーザーを使用してログインができ、VLF 管理ユーザーの最初のセットを作成することができます。これで新規に作成した管理者でログインでき、ユーザー・プロファイルの作成・管理が可能となります。
以下の手順で特別ユーザーに対するフレームワーク・オブジェクトの権限を一時的に無効にする必要があります。
1. パスワードを把握している、ターゲット・マシンに存在する特別ユーザー・プロファイルを決定します。例: QSECOFR
2. UF_OLOGON をコピーしたものを編集します。
3. 次のメソッドを探してください。Mthroutine Name(CheckUserCredentials) Options(*REDEFINE *RETURNS_MESSAGES)
4. このメソッドにフレームワーク・オブジェクトの権限を無効にするロジックを加えます。これはこのユーザーが最初のステップで指定されていることが前提です。例えば次のようになります。
If (#UserProfiletoCheck = '<special user>')
#UseFrameworkObjectAuthority := False
Else
#UseFrameworkObjectAuthority := True
Endif
特別ユーザーがユーザー管理機能を開始すると、セキュリティがオフになっていることを示すメッセージが表示されます。これで、管理者の最初のセットを作成することが可能となります。
注:VLF-ONE アプリケーションの管理者の役割VLF-ONE アプリケーションでは、管理者として設定されたユーザー・プロファイルは、通常このアプリケーションの一般ユーザーとしては使用しません。その代わり、管理者のユーザーを使って、一般ユーザーの権限やカスタム・プロパティを変更します。これは、管理者は自身に適用されたカスタム プロパティの値は上書きできず、権限を持たないからです。この影響で、管理者の人は 2 つのユーザー・プロファイル (管理者プロファイルと一般プロファイル) が必要となる場合があります。
VLF-WIN の場合
デザイン・モードでフレームワークを起動します。
(管理) メニュー --> (ユーザー...)、[ユーザー詳細] タブを表示します。
[新しい ユーザー] ボタンで新しいユーザーを作成します。
[ユーザー詳細] タブでユーザーの詳細を入力します。
[管理者ユーザー] にチェックマークが入っていることを確認してください。