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インスタンスリスト処理の基本

VLF では、フィルターは、ビジネス・オブジェクト (例: 顧客、注文など) のリストを作成します。

以下の VLF-WIN および VLF-ONE 社員サンプル・フィルターにおいて、

検索ボタンは、次の疑似コードのように、クリック・イベント・ハンドラーに非常によく似た構造をしています。

* ユーザーが検索ボタンまたは Enterキーを押下

Evtroutine Handling(#Search_Button.Click #Enter.Pressed)

* インスタンスリスト・マネージャーにインスタンスリスト更新を伝える

#avListManager.BeginListUpdate  /* VLF-ONE では必要なく無視される */

* インスタンスリスト・マネージャーにすべてのエントリーのインスタンスリストをクリアするよう依頼

#avListManager.ClearList

* 一致する社員をすべて検索VLF-WIN VLF-ONE では方法が異なる。

検索要求に一致した各社員に対して .....

* インスタンスリストにこの社員の詳細を追加

#avListManager.AddtoList Visualid1(#EmpNo)

               Visualid2(#SurName + ' ' + #GiveName)

               Akey1(#EmpNo)

EndFor

* インスタンスリスト・マネージャーにインスタンスリスト更新終了を伝える

#avListManager.EndListUpdate  /* VLF-ONE では必要なく無視される */

 

Endroutine

これが、社員情報のフィルターから社員インスタンスリストへの流れです。

ユーザーがある社員をクリックすると、この社員ビジネス・オブジェクトに関連付けられた省略値のコマンド・ハンドラーが実行されます。

この場合、省略値のコマンド・ハンドラーは現在選択されている社員の詳細を表示します。

この簡単なロジックでは、ほとんどのフィルターとインスタンスリストが連携する構造が示されています。