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サブタイプ

ビジネス・オブジェクトには、必要に応じてサブタイプを関連付けることができます。

例えば、BankAccountという名前のビジネス・オブジェクトは、普通預金口座、当座預金口座、または投資口座として分類されます。

サブタイプの目的は、ビジネス・オブジェクトのコマンド(および関連するタブ)が特定のサブタイプに対してだけ表示され、使用できるようにそのコマンドおよび関連するタブの表示に条件を付けることができるようにすることです。  

例えば、トランザクションというコマンドまたはタブは、当座預金口座と投資口座に対してのみ有効で、表示されます。

同様にクレジットというコマンドまたはタブは、普通預金口座で使用する場合だけ有効です。  

サブタイプは、ビジネス・オブジェクト・インスタンスに関連付けることができるコードによって表されます。例えば、3つのBankAccountサブタイプにコードSAV、CHK、およびINVを使用できます。

ビジネス・オブジェクトに関連付けられているサブタイプタブを使用して、コマンドとサブタイプを関連付ける方法を指定します。例:

 b2

 

サブタイプは5文字以内で、英字(A ->Z)の大文字と数字(0 -> 9)だけを使用できます。

値ALL、NONE、ALLOTHERS、およびOTHERSは、サブタイプに使用しないでください。

サブタイプは、インスタンス・レベルのコマンドまたはタブに対してのみ使用可能です。

すべてのサブタイプが使用できないコマンドについては、[省略値のコマンド] オプションを [なし] に設定する必要があります。

ビジネス・オブジェクト・インスタンスにサブタイプを使用し始めた場合は、すべてのインスタンスリストのエントリーにそのサブタイプを使用する必要があります。 

インスタンスリストにエントリーを挿入または更新するとき、必要に応じてそのエントリーに関連付けるサブタイプを指定できます。

 

例 

 

Case #AccountType

 

when (= SAVINGS)

 Invoke Method(#avListManager.AddtoList) AKey1(#T_Acc) VisualID1(#T_Acc) Visualid2(#T_Nam) AColumn1(#T_Typ) NColumn1(#T_BAL) SubType(SAV)

 

when (= CHECK)

Invoke Method(#avListManager.AddtoList) AKey1(#T_Acc) VisualID1(#T_Acc) Visualid2(#T_Nam) AColumn1(#T_Typ) NColumn1(#T_BAL) SubType(CHK)

 

when (= INVESTMENT)

Invoke Method(#avListManager.AddtoList) AKey1(#T_Acc) VisualID1(#T_Acc) Visualid2(#T_Nam) AColumn1(#T_Typ) NColumn1(#T_BAL) SubType(INV)

 

Endcase

 

その他の使用例

VLF-WIN の使用例は、プログラミング テクニック アプリケーション(高度な使用例) より提供されています。詳細は、提供のサンプル・コンポーネント DF_T2801/02 を参照してください。

VLF-ONE の使用例は、Example Applications -> Advanced -> SubTypes より提供されています。DF_T2801O および DF_T2802O を参照してください。 

 

 

このサブタイプ機能を同時に開かれている複数のビジネス・オブジェクトのインスタンスに利用することはサポートされていません。

これらのプロパティはビジネス・オブジェクトの [サブタイプ] タブで設定できます。