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関連のインスタンス

VLF-ONE コマンド・ハンドラーは、「関連の」インスタンスという概念をサポートします。

1 つ以上のインスタンス・レベルのコマンド・ハンドラー・タブが最初に表示された時、「関連の」インスタンス、実際は最初に開かれた時の #avListManager.CurrentInstance が割り当てられます。 

関連のインスタンスは、#VF_LM003O オブジェクトです。これは、現在のまたは選択されたインスタンスと同じです。

これに関連するアイテムは、直接プロパティ #Com_Owner.avAssociatedInstance として公開され、そのデータ値にはメソッド #Com_Owner.avGetAssociatedInstance を使ってアクセスできます。ほとんどの場合において、これらは #avListManager.CurentInstance や #avListManager.GetCurrentInstance と同じように使用することができます。

同時に開くことができるインスタンス・レベルのコマンド・ハンドラーは 1 セットのみの一般的なアプリケーションでは、#avListManager.CurrentInstance と #Com_Owner.avAssociatedInstance は入れ替えて使用しても同じです。

しかしながら、ビジネス・オブジェクトが複数のインスタンスを開くことを許可している場合、現在または選択されたインスタンスの代わりに関連のインスタンスを使用する必要があります。

詳細は、提供されている上級例の複数のインスタンスを参照してください。これは、フィルターとコマンド・ハンドラーとして VL 再利用可能パーツ DF_T61F1O と DF_T61H1O を使用しており、同時に 5 つまでのビジネス・オブジェクトを開くことが許されています。

複数の開かれたインスタンスを使用する際は、KISS デザイン・アプローチを適用する必要があることに注意してください。特に、複雑になることを避けるために、サブタイプ、ピア、子および条件により利用できるコマンド・ハンドラー (タブ) などを使用しないようにしてください。