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ステップ 4. 仮想クリップボードによる検索値の保存と復元

このステップでは、仮想クリップボードを使用して、エンドユーザーが姓に入力した値を保存し、次回フレームワークが実行されるときにその値を復元する方法を学習します。

そのためには、フレームワーク・マネージャーのメソッド avSaveValue と avRestoreValue を使用します。

 

1.   フレームワークを終了します。

2.   Visual LANSA エディターを表示します。

3.   .[ソース] タブを選択します。

4.   #SURNAME.KeyPress イベント・ルーチンを探します。

5.   次のステートメントを END_IF ステートメントの上に追加します。

Invoke Method(#AvFrameworkManager.avSaveValue) Withid1(SURNAME) Fromavalueu(#xEmployeeSurname)

このステートメントは、#SURNAME フィールドの値をシンボリック名 SURNAME で仮想クリップボードに保存します。

 

6.   次に、uInitialize イベントを探し、次のステートメントを ENDROUTINE ステートメントの前に追加して、SURNAME の値が仮想クリップボードから復元されるようにします。

Invoke Method(#AvFrameworkManager.avRestoreValue) Withid1(SURNAME) Toavalueu(#xEmployeeSurname)

 

 

 

7.   フィルターをコンパイルします。

8.   フレームワークを起動し、"社員" ビジネス・オブジェクトを探します。

9.   ミニ・フィルターに S と入力し、Enter を押してインスタンスリストにデータを表示します。

10.   フレームワークを終了してから再起動し、"社員" ビジネス・オブジェクトを選択します。ミニ・フィルターには、前回のフレームワークの実行時に入力された文字Sが含まれています。