このステップでは、仮想クリップボードを使用して、エンドユーザーが姓に入力した値を保存し、次回フレームワークが実行されるときにその値を復元する方法を学習します。
そのためには、フレームワーク・マネージャーのメソッド avSaveValue と avRestoreValue を使用します。
1. フレームワークを終了します。
2. Visual LANSA エディターを表示します。
3. .[ソース] タブを選択します。
4. #SURNAME.KeyPress イベント・ルーチンを探します。
5. 次のステートメントを END_IF ステートメントの上に追加します。
Invoke Method(#AvFrameworkManager.avSaveValue) Withid1(SURNAME) Fromavalueu(#xEmployeeSurname)
このステートメントは、#SURNAME フィールドの値をシンボリック名 SURNAME で仮想クリップボードに保存します。
6. 次に、uInitialize イベントを探し、次のステートメントを ENDROUTINE ステートメントの前に追加して、SURNAME の値が仮想クリップボードから復元されるようにします。
Invoke Method(#AvFrameworkManager.avRestoreValue) Withid1(SURNAME) Toavalueu(#xEmployeeSurname)
7. フィルターをコンパイルします。
8. フレームワークを起動し、"社員" ビジネス・オブジェクトを探します。
9. ミニ・フィルターに S と入力し、Enter を押してインスタンスリストにデータを表示します。
10. フレームワークを終了してから再起動し、"社員" ビジネス・オブジェクトを選択します。ミニ・フィルターには、前回のフレームワークの実行時に入力された文字Sが含まれています。