2.1.1 ファイルとフォルダのセキュリティ

インストール中に、LANSA をデフォルトにしてユーザー・プロファイル xxxJSMLIB と xxxJSMADM が 作成されます。システムの機密性を保持するため、これらのパスワードを変更する必要があります。

JSM インスタンスのファイルとフォルダは、オーナーが QOTHPRDOWN と *PUBLIC、権限 *EXCLUDE で提供されます。インストール時に指定される JSM ユーザーは、すべてのデータおよびオブジェクトの権限が許可されます。JSM ユーザー・プロファイルとともに、JSM 管理ユーザー・プロファイルも、そのグループ・プロファイルとして作成されます。

その他のユーザー・プロファイルに、JSM ファイルやフォルダへのアクセスを許可するには、 i5/OS ユーザー・プロファイルのプライマリ・グループ、または補助のグループ機能を使用します。

CHGUSRPRF USRPRF(MYUSER) GRPPRF(XXXXXXXXXX) OWNER(*USRPRF|*GRPPRF) SUPGRPPRF(xxxJSMLIB)

 

既存のファイルやフォルダのデータやオブジェクト権限を変更するには、コマンド CHGJSMAUT、CHGJSMPGP、CHGAUT、CHGPGP を使用します。Java により作成されたファイルは、親ディレクトリから *PUBLIC オブジェクトの権限を継承します。

*PUBLIC ファイルやフォルダの作成データ権限を none (なし) から特定の値に変更するには、プロパティ・ファイル SystemDefault の次のプロパティを変更する必要があります。

os400.dir.create.auth=RWX

os400.file.create.auth=RW