Java Service Managerの開始(STRJSM)

JSMサブシステムは、STRSBS SBSD (JSM)コマンドを使用して起動する必要があります。

STRJSMコマンドは、JSMサブシステムにJSMインスタンスを送信します。

STRJSMのソース・コードは、JSMライブラリの QCLSRCソース・ファイルにあります。

各JSMインスタンスには、それぞれのJava仮想マシン(JVM)があります。

JSMインスタンスJVMの現在の作業ディレクトリは、インスタンス・パスに設定されます。

CLASSPATHは、インスタンス・クラスのサブディレクトリと、jarサブディレクトリにあるすべての*.jarファイルおよび*.zipファイルを使用して作成されます。

別のインスタンス・ディレクトリ、別のインターフェースやポートなどを使用して、複数のJava Service Managerを開始できます。

JSMインスタンスが開始すると、次のサブディレクトリがインスタンス・ディレクトリの下にあるかどうかがチェックされます。

 

Java Service Managerは、JSMクライアントとは別のコンピュータで実行できます。

Java Service Managerを開始するオプションを選択すると、以下の入力が求められます。

INSTANCE

インスタンスの省略値は*DEFAULTです。これが推奨される値です。省略値・インスタンスはJSMMGRDTAデータ・エリアで定義されます。この値を変更するには、デフォルト・インスタンスの変更(CHGJSMDFT) を使用します。

VERSION

JVM バージョンの省略値は*DEFAULTです。これが推奨される値です。有効な値は、現在サポートされているバージョンのJVMに基づきます。

OPTION

オプションの省略値は*DEFAULTです。有効な値は、*VERBOSE、*VERBOSEGC、*NOCLASSGCです。

OPTIONキーワードの詳細については、i5/OS JAVA (Javaプログラムの実行)コマンドを参照してください。

GCHINL

ガベージ・コレクションの初期サイズです。

可能な値の範囲は256 - 240000000 キロバイトです。

省略値は40,000キロバイトです。

GCHINLキーワードの詳細については、i5/OS JAVA (Javaプログラムの実行)コマンドを参照してください。

GCHMAX

ガベージ・コレクションの最大サイズです。

可能な値の範囲は256 - 240000000 キロバイトです。

GCHMAKの値がJVMの最大ヒープ・サイズを決めることになります。省略値は*DFTです。

IBM Classic JVMのGCHMAX *DFT値は*NOMAXです。

IBM Technology for JavaのGCHMAX *DFT値は、2Gです。

省略値2Gは64ビット版のJava には小さすぎ、大容量化が必要になります。

IBM Technology for Javaに最大値240000000を使用しないでください。コマンドはこれを*NOMAX値として扱い、値を省略値の2Gに戻します。

試用段階では、IBM Technology for Java JDKの最大GCHMAX値は以下のようになります。

32ビット版JVMでは3407872キロバイトが上限です。

         STRJSM VERSION(*JVM5032) GCHMAX(3407872)

64ビット版JVMでは239999999キロバイトが上限です。
         STRJSM VERSION(*JVM5064) GCHMAX(239999999)

共有クラス・オプション(-Xshareclasses)を使用する場合、その最大GCHMAX値は小さくなります。

以下のIBM Redbookを参照してください。

http://www.redbooks.ibm.com/abstracts/sg247353.html

GCHMAXのキーワードに関する詳細については、i5/OS JAVA (Javaプログラムの実行)コマンドを参照してください。

JOB

送信されたインスタンス・ジョブの名前です。

COUNT

インスタンスの送信回数です。

2.7 Java Service Manager追加サーバー 」を参照してください。