JSMサービスと通信する主な手段として、コマンド文字列を送信します。
コマンド文字列は、コマンド名とゼロ個以上のキーワードで構成されます。
COMMAND KEYWORD1( VALUE ) KEYWORD2( VALUE )
コマンド文字列はJSMサービスで解析されます。
二重引用符を使用して、キーワードの値の特別処理が可能です。
値の先頭または末尾のブランクを維持する必要がある場合は、値を二重引用符で囲みます。
値が二重引用符で開始および終了する場合、二重引用符は削除されます。
キーワードの値内の開き括弧や閉じ括弧を保護するには、キーワードの値を二重引用符で囲みます。
値に二重引用符が含まれ、文字列全体も二重引用符で囲まれる場合、バックスラッシュで二重引用符をエスケープします。
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コマンド文字列がSERVICE.TXTまたはTRANSPORT.TXTトレース・ファイルに印刷される場合、キーワードのパスワードの値は5つの星(*****)で非表示になります。
コマンド・キーワードがPASSWORDという名前の場合や文字列PASSWORDで終わる場合、キーワードの値は非表示になります。
コマンド・キーワードの名前がMASTERの場合、キーワードの値は非表示になります。
以下のコマンド・キーワードの場合、パスワードのコンポーネントが非表示になります。
トレース・ファイルにパスワードを表示するには、trace.passwords=*yesプロパティをmanager.propertiesファイルに追加します。
コマンドで送信されたフィールド情報を表示するには、trace.fields=*yesプロパティをmanager.propertiesファイルに追加します。
各JSMクライアントにはさまざまなコマンド機能があります。
RDMLコマンド |
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RDMLXコマンド |
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ILE RPGXコマンド |
JSMDirectファンクションが同じプログラム内の複数のサービスにアクセスする必要がある場合、複数のJSM接続を使用することをお勧めします。
1つのJSM接続が、別のサービスをアンロードおよびロードして複数のサービスを連続して使用できます。
JSM OPEN |
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SERVICE_LOAD SERVICE(サービス名1) |
指定したサービス・プログラムをロードする |
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ユーザー定義コマンド |
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SERVICE_UNLOAD |
サービスをアンロードする |
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SERVICE_LOAD SERVICE(サービス名2) |
指定したサービス・プログラムをロードする |
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ユーザー定義コマンド |
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SERVICE_UNLOAD |
サービスをアンロードする(オプション) |
JSM CLOSE |
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JSMStorageオブジェクトがJSM OPENとJSM CLOSE間で持続するため、サービス名1はオブジェクトをJSMStorageオブジェクトに入れ、サービス名2は保存されたそのオブジェクトを取得できます。あるいは、サービス間で共有できるファイルに情報を書き込むこともできます。