3.8 データ・エリア

IBM i の場合、Java Service Managerは2つのデータ・エリアJSMCLTDTAとJSMMGRDTAを使用します。

WindowsやLinuxの場合、これらのデータ・エリアはフラット・ファイルjsmcltdta.txtおよびjsmmgrdta.txtとして実装されます。ファイルの構造は、キーワード/値のペアを含む行に基づきます。先頭が#の行はコメントのため、処理されません。

1.     JSMCLTDTA

JSMCLTDTAデータ・エリアがライブラリ・リストにない場合、省略値のサーバーと接頭辞を除いたフィールド名はLOCALHOST:4560とJSMに設定されます。

データ・エリアのレイアウトは以下のようになります。

1-50

省略値のホスト名とポート
例:LOCALHOST:4560

51-60

接頭辞を除いたLANSAフィールド名
例:JSM

 

 

jsmcltdta.txtファイルが見つからない場合、省略値のサーバーと接頭辞を除いたフィールド名はLOCALHOST:4560とJSMに設定されます。

このファイルの検索方法は、Visual LANSAバージョン10とバージョン11以上で異なります。

 

バージョン10は以下の場所を検索します。

 

バージョン11以降は以下の場所を検索します。

省略値では、jsmcltdta.txtファイルは以下にインストールされます。

 

ファイル・キーワードは以下になります。

DefaultServer

省略値のホスト名とポート
例:DefaultServer=LOCALHOST:4560

ExcludePrefix

接頭辞を除いたLANSAフィールド名
例:ExcludePrefix=JSM

 

 

2.     JSMMGRDTA

JSMMGRDTAデータ・エリアは、インストール・プロセス中にJSMインスタンス・ディレクトリで更新されます。

データ・エリアのレイアウトは以下のようになります。

1-50

省略値のインスタンス・パス
例:/LANSA_xxxPGMLIB/jsm/instance

 

 

jsmmgrdta.txtファイルは、妥当な省略値で出荷されます。

ファイル・キーワードは以下になります。

Priority

プロセスの優先順位。
例:Priority=NORMAL

Instance

インスタンス・パス。
例:Instance=..\JSMInstance

JVM

Javaプログラムへのパス。
例:JVM=java

JVMOptions

Javaプログラムのオプション。
例:-Xms128M –Xmx128M –Xrs –Djava.endorsed.dirs=.\endorsed