3.4 ILE RPGXクライアント

ILE RPGプログラムがJava Service Managerサービスと完全に対話するには、7つのAPI呼び出しが必要です。

これらのAPIを使用すると、同じジョブ内での複数の接続が可能になります。

3.4.1 JSMX_BEGIN

サービス・プログラムの内部状態を初期化または再初期化する

3.4.2 JSMX_OPEN

サービスを開く

3.4.3 JSMX_BINDFLD

プログラム・フィールドを接続ハンドルにバインドする

3.4.4 JSMX_BINDLST

プログラム・リストを接続ハンドルにバインドする

3.4.5 JSMX_COMMAND

コマンドを送信する

3.4.6 JSMX_CLOSE

サービスを終了する

3.4.7 JSMX_END

サービス・プログラムの内部状態を終了および再初期化する

 

RPG開発者は、JSMサービスで提供されるコマンドの使用方法を理解するだけで構いません。

RPGプログラムの構造全体は同じになります。

プログラムは以下の操作を実行します。

IBM i の場合、ILE RPGプログラムをサービス・プログラムJSMRPGSRVにバインドして、配布の際にこのサービス・プログラムを付属する必要があります。このプログラムは、データ・エリアJSMCLTDTAとJSMMSGFメッセージ・ファイルにも依存します。

ソース・コード例とプログラムの作成方法は、JSMライブラリ(LANSA Integratorのインストール時に指定)のファイルQRPGLESRCおよびQCLSRCにあります。

サービス・プログラムはIBMのCEEGSI APIを使用して文字入力の長さを決めるため、サービス・プログラムのほとんどのAPI文字列パラメータはどのようなサイズにもなります。接続ハンドル・パラメータの文字長は常に4です。

フィールドとリストの交換の概要

Command

No fields

No list

Command + JSMX_BINDFLD

Fields

No list

Command + JSMX_BINDLST

No fields

List

Command + JSMX_BINDFLD + JSMX_BINDLST

Fields

List