内部システム間でのデータの受け渡し
多くの企業では、異種システムのデータをまとめる際、問題に直面します。Windowsサーバー上でOracle Financialsを実行し、IBM i サーバー上で自作のRPGやLANSAシステムを実行するとします。このようなデータを移動する場合に推奨される方法が JSON になります。
注文を JSON 形式で受け取り、応答を送信する
代理店からの注文を JSON 形式で受け取ることがあるため、ドキュメント内に保持されているデータを、アプリケーションで利用できる情報、具体的にはフィールドとリスト(LANSAアプリケーションの場合)、およびサブファイル(RPGなどの場合)に変換する必要があります。この演習の最初のステップでは、JSON バインディング・ウィザードを使用して、アプリケーションで使用されるフィールド名に JSON エレメントをバインドします。これらをバインドしたら、アプリケーションで JSONBindFileService を使用して、アプリケーションのフィールドとリストにデータを読み込みます(READコマンドとGETコマンドを使用します)。この作業を終えると、アプリケーションは注文を処理してシステムに入れるために必要な操作を行うことができます。
多くの場合、何らかの形式で確認を送信者に送信する必要があります。今回は、 JSONBindFileService を使用して JSON ファイルを応答として作成できます。具体的には、このサービスに付属のWRITEコマンドとSETコマンドを使用します。
多くの JSON ドキュメントを 1 つのディレクトリで受信する状況への対応このような場合は、JSONBindFileService に付属の LIST コマンドが使用できます。このコマンドにより、ディレクトリ内にあるファイルの一覧が提供されるため、そのリストを使用して、処理したいファイルを処理できます。