SERVICE_GET

SERVICE_GETコマンドにより、JSMクライアント・アプリケーションは、現在ロードされているサービスに関連するプロパティ・ファイルのキーワード/値のプロパティにアクセスできます。

クライアント・アプリケーションは、サービスに関連するプロパティの値にアクセスできますが、この値を保持する共通の媒体としてサービス・プロパティ・ファイルを使用してアプリケーション固有のプロパティ値にもアクセスできます。この方法を使用する場合、アプリケーション定義のキーワード名と、LANSA Integratorで使用されるキーワード名との間に競合が生じる可能性があります。競合の可能性を減らすには、プロパティ・キーワードの先頭にグローバルな一意の名前を付ける必要があります。以下の例では、この目的で接頭辞 com.acme.property が使用されています。

サービス・プロパティのキーワード値は、JSM メッセージ・フィールドに返されます。キーワードが存在しない場合、NOT_EXISTというステータスが返されます。

 

 SERVICE_GET -------- PROPERTY -----値-------------------->

 

                  >-- TRACE ------- *SERVICE-------------------|

                                    *TRANSPORT

 

キーワード

PROPERTY

サービス・プロパティ・ファイルでチェックするキーワード/値を指定します。

サービス・プロパティのキーワード値は、JSM メッセージ・フィールドに返されます。キーワードがサービス・プロパティ・ファイルに存在しない場合、NOT_EXISTというステータスが返されます。

TRACE

*SERVICE - サービス・トレース・ファイルを読み込みます。

*TRANSPORT - 転送トレース・ファイルを読み込みます。

例では、サービス・プロパティ・ファイルのcom.acme.property.messagetype (アプリケーション定義のプロパティ) の値を取り出します。このプロパティは、以下のような行を含むサービス・プロパティ・ファイルで定義できます(この場合、値「html」がアプリケーションに返されます)。

 

com.acme.property.messagetype=html

 

RDML

 

USE BUILTIN(JSM_COMMAND) WITH_ARGS('SERVICE_GET PROPERTY(com.acme.property.messagetype)') TO_GET(#JSMSTS #JSMMSG)

 

RDMLX

 

#jsmcmd := ' service_get property(com.acme.property.messagetype)'

use builtin(jsmx_command) with_args(#jsmhandle #jsmcmd) to_get(#jsmsts #jsmmsg)