データベースのモデル化

モデルとは、より複雑なものの描写またはそれを簡略化したコピーです。設計者は、直接作業することが難しい大きな構造または複雑な構造を調査するためにモデルを使用します。例えば、飛行機の翼のモデルをテストしたり、建物のスケール・モデルを作成したりします。データ・モデルは、組織または組織の一部にあるデータの図を作成するためのツールです。この図は、コンピュータから見た図ではなく、ユーザーとビジネスから見た図です。

論理データ・モデルとは、ユーザーの視点とビジネス・ルールに基づいてデータを記述する高水準モデルまたは概念モデルです。論理データ・モデルはビジネスを表しています。論理データ・モデルでは、情報の基本的な部分と情報間の相互関係を見ています。論理データ・モデルは、エンティティ、属性、およびリレーションに関して定義されます。このモデルは、ビジネス、つまりビジネスの情報とルールを反映しています。実装する物理データベースに対する設計者の見解を表すことを目的としてはいません。

LANSAにはシステム分析者向けにモデリング・ツールが付属しており、要素、エンティティ、関係などの概念を用いて完全な論理データ・モデルを構築できます。また、データ分析規則を適用して、適切にモデル化されているかどうか検証できます。また、論理モデルをもとにデータベースの具体的な構成を決めることも可能です。ただし、必ずしもそのまま使えるとは限りません。例えば、パフォーマンスの理由から、完全に正規化されたデータベースを実装するのを避ける場合があります。

モデリング・ツールには、ユーザーにわかりやすい形で論理データ・モデルを記述する、という役割があります。この論理データ・モデルを分析/設計プロセス中に検証してから物理データベースを生成することができます。

一方、物理データベースの構築工程を自動化し、生産効率を上げる働きもあります。このモデラーによって、開発者は一貫した基準で優れたデータベースを作成することができます。このモデラーでは企業のデータ・タイプの概念をサポートしており、また開発者は実装される物理データベースの基準を定義することができます。

新規アプリケーションを開発する場合でも既存のアプリケーションを再設計する場合でも、モデリング・ツールを活用して適切なデータベースを構築するようお勧めします