ここまでのWeb ページの解析ではクライアント側、つまり Web サーバーのみを扱ってきました。HTML と JavaScript は Web サーバーから起動されますが、その後はブラウザがイベント発生時に JavaScript を実行し、ページのレンダリングなどの作業を行います。
実世界のアプリケーションはより複雑です。自身のデータベースにアクセスするアプリケーション・サーバーにデータを要求し、データを送信します。ここに、サーバー・モジュールが登場します。
クライアント側の JavaScript は動作の多くを司っていますが、サーバー側のデータを利用する必要があります。このため、クライアント側で実行されている Web ページまたは再利用可能パーツは、サーバー・モジュール内のサーバー・ルーチンへの要求を実行します。クライアント側とサーバー・モジュール間の情報は JSON 形式で通信されます。
サーバー・モジュールはコンパイルされると、Windows では DLL を、IBM i ではサーバー・プログラム *SRVPGM を生成します。