ブラウザはページの記録を残しており、これが履歴内でナビゲートされます。SYS_WEB.history.add は現在の URL をこの履歴に追加し、これによりユーザーはブラウザのナビゲーションを使ってページ間を前後に移動することができるようになります。
この機能により、Web サイトのホームページを超えた先にリンクしたり、アプリの内部のコンテンツに進む、ディープリンクという概念が活用できるようになります。
LANSA では、URL の一部にクエリ文字を使用して、特定のページや Web アプリケーションの機能を示すようになっています。例えば、以下のような URL があったとします。
www.asite.com?ProductListPage=37
この URL により、ブラウザはドメイン (www.asite.com) にナビゲートし、ロードの一作業として、URL のクエリ文字列部分を解釈し、このサイトでは製品リストの 37 ページを表示すると理解します。
与えられた Web ページでは、自身のドメインに参照する履歴のみが操作可能です。ですから、www.asite.com にいる時に、www.lansa.com の履歴エントリを追加することはできません。ですから、SYS_WEB.history オブジェクトの Add メソッドは、現在のドメインに追加する文字のみをクエリ文字として使用します。前へ進む、または戻るボタンを使用すると、ブラウザ URL は更新され、クエリ文字情報が置き換えられます。
デイープ・リンクは、リンクを使って特定のコンテンツやアクションを開くできるので、特に情報共有に便利です。