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14.1 ウィジェット

Visual LANSA でサードパーティのコントロールを含めたり、外部 JavaScript を使用するための主なインターフェースは、ウィジェット・コンポーネント経由になります。

ウィジェットとは、サードパーティのスクリプトを RDML で簡単に利用・再利用できるようにする LANSA コントロールのことです。ウィジェットのタイプ (コントロールまたはオブジェクト) により、ランタイム時の実装方法が決定されます。

コントロール・ウィジェット (#PRIM_WDGT.Control) はビジュアル・ウィジェットです。HTML 用語で言うと、コントロール・ウィジェットは、最終的に Web ページまたは再利用可能パーツでウィジェットが使用される時に DIV エレメントとして作成されます。DIV タグは、他のエレメントをカプセル化する単なるコンテナで、HTML ドキュメントを複数のセクションに分割します。ウィジェットにおいては、JavaScript が表示したいものにはどれでも DIV を利用することができます。

オブジェクト・ウィジェット (#PRIM_WDGT.Object) は非ビジュアル・ウィジェットです。RDMLX で使用できるようにするため、JavaScript オブジェクトのラッパーとして使用できます。

ウィジェットは、コンポーネントを使用する際と似た構造になっています。アクション実行のためのメソッドや状態を定義できるプロパティがあり、状態やユーザーのアクティビティに変化があった場合に RDMLX が応答できるよう、イベントを起動することもできます。ウィジェットで適切なプロパティ、イベント、メソッドを定義することで、サードパーティ・スクリプトが RDML 内で LANSA 定義機能と同じように使用できるようになります。

ウィジェットで定義されたプロパティ、イベント、メソッドはそれぞれ JavaScript 機能に関連付けられ、サードパーティ・コントロールとのインターフェースに必要な機能が実装されます。

LANSA からは複数のウィジェットが提供されていますので、独自のウィジェットを作成する際は、参照として利用することもできます。

ウィジェットに必要な外部スクリプトは、すべてウィジェットの [リソース] タブに追加する必要があります。