LANSA スタック・テンプレートにより、Web サーバーとアプリケーション・サーバーのスケーラブルな環境が作成されます。この環境は、各サーバーの CPU 利用に合わせて拡大・縮小されます。提供される省略値は、アプリケーションのパフォーマンスのプロファイルに合わせて調整が必要な場合があります。負荷テスト・ツールを利用して、アプリケーションが通常経験する予定の負荷を計測することをお勧めします。この種のツールでは、アプリケーションに数百人が同時にアクセスすることをシミュレートできます。このテストを行うことで、実稼働に必要な構成オプションを見積もることができ、非常に貴重な情報を得ることができます。
この決定の際に非常に重要となるのが、必要とするデータベース仮想マシンのサイズです。データベース・インスタンスを大きくしたり、小さくしたりすることは簡単な作業ではありますが、手作業となる上、作業中はすべてのスタックをオフラインにする必要があります。また、仮想マシンのサイズごとに、実際にサポートできる同時ユーザー数の上限があります。LANSA は、平均応答時間 2 秒以下として、上限が設定されています。これは、ユーザーのブラウザに表示される応答時間です。適切なデータベース仮想マシンを決定する際の足がかりとして、「AWS における LANSA WAM パフォーマンスのガイドライン (英語)」で示されている構成の指標を参考にすると良いでしょう。.