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4.4 LANSAによるレポート作成

UPRINT(Unformatted PRINT)コマンドを使わないとすれば、LANSAでは次のコマンドを組み合わせてレポートを作成することになります。

DEF_HEAD

レポートの見出し行の定義

DEF_FOOT

後付け行の定義

DEF_LINE

レポートの詳細行の定義

DEF_BREAK

レポートのブレーク行の定義

PRINT

明細行の印刷またはブレーク行の起動

SKIP

特定の行の読み飛ばし

SPACE

空白行の挿入

前半4つのコマンドでレポートの各構成部分のレイアウトを定義し、後半3つのコマンドで実際にレポートを作成します。

各コマンドの詳細については、『Visual LANSA テクニカル リファレンスガイド』を参照してください。

このようなコマンド構成にしたのは、次の相反する要求に応えるためです。

1.  頻繁に発生する要求に対しては、ほぼ自動で対処できるようにしたい。

2.  変則的な要求に対しても対処できるよう、柔軟性を持たせたい。

レポート作成に対する要求の大部分は、DEF_HEAD、DEF_BREAK、DEF_FOOT、DEF_LINE、PRINTの各コマンドと若干のRDMLプログラムで対処できます。

より複雑な要求に対しても、DEF_LINE、PRINT、SPACE、SKIPの各コマンドとRDMLプログラムを組み合わせればほとんど対応可能です。

この付録に挙げる例は、主として前者、すなわち一般的なレポート作成要求に、手際よく対処しようというものです。

以下のトピックでは、比較的単純な部類のレポートを作成する手順を説明した後、レポート作成コマンドを組み合わせてより複雑なレポートを作成する手順を、例を示しながら説明していきます。

以下の各トピックでは、LANSAによるレポート作成の手順を、例を用いて説明します。

4.4.1 DEF_LINEコマンドの使い方

4.4.2 DEF_HEADコマンドの使い方

4.4.3 レポートのページ番号

4.4.4 DEF_FOOTコマンドの使い方

4.4.5 前置型のDEF_BREAKコマンドの使い方

4.4.6 後置型のDEF_BREAKコマンドの使い方

4.4.7 複数行に分割した出力

4.4.8 レポートのバッチ作成

最後に、LANSAで初めてレポートを作成した方からよくいただく質問とその回答を、「4.4.9 レポート作成に関するQ&A」で紹介します。