ユーザー・インターフェースが完了したので、コードを記述します。ソースタブをクリックし、フォームにソース・コードを表示します。フォームに置いたコントロールとフィールドのDEFINE_COMステートメントがエディターに自動的に作成されていることに注目してください。これらのステートメントは、コンポーネントに定義されたプロパティを示します。
3a.すべての従業員の詳細フィールドのグループを作成する
従業員の詳細フィールドを簡単に処理できるよう、グループ化します。
GROUP_BY NAME(#ALLFLDS) FIELDS(#EMPNO #SURNAME #GIVENAME #ADDRESS1 #ADDRESS2 #ADDRESS3 #POSTCODE #PHONEHME #PHONEBUS #STARTDTE #TERMDATE #DEPTMENT #SECTION #SALARY #MNTHSAL)
3b.取得ボタンのイベント・ルーチンを記述する
1. 名字の一部をもとにリストにデータを表示するコードを記述するには、詳細タブを表示し、リストの取得ボタンを選択し、イベントタブを1番上に持ってきます。
2. Clickイベントをダブルクリックします。エディターにより、ソースビューにEVTROUTINEステートメントとENDROUTINEステートメントが挿入されました。
詳細タブのClickイベントのアイコンが変化し、イベントのルーチンが指定されたことを示します。
3. 取得ボタンのClickイベントに以下のコードを追加します。
EVTROUTINE HANDLING(#GET.Click)
change #surname #partname
clr_list #ltvW_1
SELECT FIELDS(#ltvw_1) FROM_FILE(PSLMST2) WITH_KEY(#SURNAME) GENERIC(*YES)
add_entry #ltvw_1
endselect
ENDROUTINE
イベント・ルーチンは、#PARTNAMEフィールドに入力された値を#SURNAMEに割り当てます。それからリスト・ビューをクリアします。SELECTのループで名字が#SURNAMEの値と一致するすべての従業員を選択し、エントリーをリスト・ビューに追加します。
4. 従業員の詳細を取得するイベント・ルーチンを記述します。
a. リスト・ビューのItemGotSelectionイベントを呼び出すClickイベント・ルーチンを作成します。このイベントは、ユーザーがリスト・ビューの従業員を選択したときにトリガーされます。
b. ここで、選択された従業員のコードを取得する以下のコードを記述します。
EVTROUTINE HANDLING(#LTVW_1.ItemGotSelection)
FETCH FIELDS(#ALLFLDS) FROM_FILE(PSLMST) WITH_KEY(#EMPNO) ISSUE_MSG(*YES)
ENDROUTINE
5. 新しい従業員を入力するイベント・ルーチンを記述します。
作成ボタンのClickイベントのルーチンを作成します。イベントを使用してすべてのフィールドをブランクにし、新しい従業員の詳細を入力できるようにします。
EVTROUTINE HANDLING(#NEW.Click)
change #allflds *Null
ENDROUTINE
6. 従業員を削除するイベント・ルーチンを記述します。
現在選択されている従業員を削除する削除ボタンのClickイベントのルーチンを作成します。
EVTROUTINE HANDLING(#DELETE.CLICK)
DELETE FROM_FILE(PSLMST) WITH_KEY(#EMPNO) ISSUE_MSG(*YES)
ENDROUTINE
7. 変更を保存するイベント・ルーチンを記述します。
既存の従業員を更新したり、新しい従業員の詳細を挿入するための保存ボタンのClickイベントのイベント・ルーチンを作成します。
EVTROUTINE HANDLING(#SAVE.CLICK)
check_for in_file(pslmst) with_key(#empno) val_error(*next)
if_status is(*EQUALKEY)
UPDATE FIELDS(#ALLFLDS) IN_FILE(PSLMST) WITH_KEY(#EMPNO) ISSUE_MSG(*YES)
IF_STATUS IS(*OKAY)
MESSAGE MSGTXT('Employee details have been updated.')
endif
else
INSERT FIELDS(#ALLFLDS) TO_FILE(PSLMST) ISSUE_MSG(*YES)
IF_STATUS IS(*OKAY)
MESSAGE MSGTXT('Employee details have been added.')
endif
endif
ENDROUTINE
イベント・ルーチンでは、最初に従業員が存在するかどうかをチェックします。存在する場合は、従業員の詳細を更新します。従業員番号に一致するレコードがない場合は、従業員の詳細を挿入します。メッセージは、更新と挿入の後に表示されます。