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2.15.4.1 ユーザー定義のイベント、メソッド、およびプロパティの継承

このセクションでは、3つのサンプル・フォームを使用します。

FormA - 祖先のコンポーネント

FormAは、保護されたイベントOKPressedとプライベート(隠蔽する)メソッドGetInfoを定義します。

Begin_Com Protect(OKPressed) Private(GetInfo) Role(*EXTENDS #PRIM_FORM)

 

FormB -継承するコンポーネント

FormBは、FormAを継承し、OKPressedイベントをPublicにします。

Begin_Com Public(OKPressed) Role(*EXTENDS #FORMA)

 

FormC - オーナー・コンポーネント

FormCは、FormBのオーナで、OKPressedイベントを処理するイベント・ルーチンがあります。

Define_Com Class(#FORMB) Name(#FORMB)

 

evtroutine  handling(#FORMB.OKPressed)

endroutine

 

 

フォームのユーザー定義のイベント、プロパティ、およびメソッドを作成する場合は、デフォルトではそのフォームを祖先として使用するその他のフォームから見ることができます。

例えば、フォーム(#FRMDETAIL)には、ユーザー定義のプロパティEmployeeを作成します。

Define_pty name(Employee) set(*auto #empno) get(*auto #empno) help('Use the Employee property to pass the employee number')

 

カスタム定義のイベントとしてOKPressedを作成します。

define_evt name(OKPressed)

 

カスタム定義のメソッドとしてGetInfoを作成します。

mthroutine name(GetInfo)

   fetch fields(#detflds) from_file(pslmst) with_key(#empno)

endroutine 

 

OKPressedイベントは、詳細タブのイベントタブで見ることができます。Employeeプロパティは、[機能]タブで見ることができます。

GetInfoメソッドは、詳細タブのメソッドタブで見ることができます。

ここでこのフォーム(FRMDETAIL)を他のフォームの祖先として使用すると、ユーザー定義のイベント、メソッド、およびプロパティを定義するためのコードは表示されませんが、イベント、メソッド、およびプロパティは詳細タブかヘルプで表示され、継承するフォームのコードで祖先のフォームと同じように使用できます。