再利用可能パーツの意図は、どこに入れらたとしても利用することができる、独立完結型のユニットです。ところが、再利用可能パーツをそのコンテンツに合わせてサイズ調整できるようにしようとすると、興味深い問題が発生します。
パネルやその他の複合コントロールの場合、レイアウト項目のイズ調整のプロパティ Sizing に ContentHeight などを設定されると、予測通りの動作となります。ところが、再利用可能パーツのレイアウト項目は、実際はこのパーツを使用する場所で定義され、ここでサイズ調整の定義をすることは、独立完結型の再利用可能パーツの趣旨にそぐわなくなります。
図 10 – 再利用可能パーツのサイズ調整
この問題の対策としては、レイアウト・マネージャそのものに対してコンテンツを基準としたサイズ調整を定義することです。これにより、再利用可能パーツのレイアウトは、使用する時にパーツのサイズ調整が定義できるようになります。