ActiveXコンポーネントを保存すると、登録済みActiveXコントロールのイベントやメソッドはすべて、[詳細]タブに表示されます。先にダウンロードしたキーボード・コンポーネントのメソッドも、ここに現れているはずです。
ここに表示されているイベントやメソッドは、すべてのコントロールに共通なものを除き、コントロール自身が定義したものです。
ActiveXコンポーネントのプロパティタブには、Visual LANSAプロパティと組み込みプロパティの両方が表示されています。LANSAプロパティとしては、大きさや位置の省略値を表すものなどがあります。
コントロールの組み込みプロパティについては、コントロール自身のプロパティ設定インターフェースか、またはコンポーネントのヘルプ (F2) を参照してください。
プロパティ設定画面
ActiveXコントロールには多くの場合、組み込みプロパティを設定するためのユーザー・インターフェースが付属しています。コンポーネントを右クリックしたとき、ポップ・アップ・メニューに[Properties]オプションがあるかどうかを確認します(コントロールによっては、[Edit]などの名前で呼ばれている場合もあります)。
擬似MIDI鍵盤コントロールにも次のようなProperties画面が付属しています。
この画面で設定したプロパティ値は、ActiveXコントロールをフォームや再利用可能パーツに組み込んだときの省略値として使われることになります。
コンポーネント機能のヘルプ
Visual LANSAに付属のコントロールと同様、ActiveXコントロールのプロパティ、メソッド、イベントその他の説明も、コントロールを選択して[機能]タブを使用することで表示されます。
これはActiveXコントロール自身に組み込まれている機能ヘルプであり、説明内容はごく簡単なものに過ぎません。それぞれの目的やタイプを確認できる程度の記述にとどまります。
コンポーネントのヘルプ画面には、プロパティ(Visual LANSA、組み込みとも)、イベント、メソッドがすべて載っています。Visual LANSAのプロパティは、幅/高さなど、どんなコントロールにも共通の属性を設定するために使います。一方、組み込みプロパティは、ActiveXコントロールごとに具体的な内容は異なります。
ActiveXコントロールのプロパティには、名前の末尾が「_COM」となっているものがあります。これは、Visual LANSAのプロパティと組み込みプロパティに同名のものがあった場合、区別のため、組み込みプロパティの名前の末尾に「_COM」を追加するようになっているからです。例えば擬似MIDI鍵盤コントロールの場合、「Width」というVisual LANSAのプロパティと、「Width_COM」という組み込みプロパティがあります。このように同じ名前のプロパティは、機能もよく似ていることが多いので、どちらを使うべきか、コンポーネントのヘルプをよく調べてから判断してください。
コンポーネント・ヘルプ
ActiveXコントロールには、独自の拡張ヘルプ機能が付属していることも珍しくありません。これは、機能タブでコントロールを選択し、F1キーを押すと表示されます。
コンテキスト・ヘルプ機能が組み込まれているActiveXコントロールもあります。機能タブでプロパティ、イベント、メソッドを選択してF1キーを押すか、機能ウィンドウのツールバーのヘルプボタンを押すと表示されます。コンテキスト・ヘルプでない場合は、機能ウィンドウでコントロール自身を選択してから、同様に操作してください。