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1.4.5 LANSAアプリケーション・テンプレート

LANSA アプリケーション・テンプレートは、LANSAの中でも特に強力な機能です。これはRDMLコードの「生成器」と考えるとわかりやすいでしょう。テンプレートの記述には、単純なプログラミング言語を使います。テンプレートが実行されると、質問に対する回答をもとに、標準的なRDMLコードのブロックが自動生成されます。例えばポップアップ・ウィンドウやプロンプト処理などのファンクションを、テンプレートをもとに生成できます。問い合わせに応じ、ウィンドウ内に表示したいテーブルやフィールドを答えると、ポップアップ・ウィンドウの機能を実現するRDMLコマンドが生成されます。

ファンクションの設計、操作方法、構成に一貫性を持たせるためにも、テンプレートの役割は重要です。テンプレートを使えば生産効率が向上し、コーディング・エラーも減ります。開発プロジェクトのコーディング基準などに合わせて、テンプレートをカスタマイズすることも可能です。商用アプリケーションの生成にもテンプレートの機能は効果的です。

LANSAには40以上のテンプレートが付属しており、アプリケーション開発に直ちに利用できます。各テンプレートの使い方をまとめた、オンライン・ヘルプも用意されています。LANSAテンプレート言語で記述するようになっているので、新規のテンプレートを簡単に作成できます。もちろん既存のテンプレートを、開発プロジェクトのコーディング基準に合わせて修正してもかまいません。

アプリケーション開発にあたっては、すぐにプログラム記述を始めるのではなく、テンプレートを使って生成できないかをまず検討するとよいでしょう。コード断片を生成するテンプレートは、ファンクション・エディター内からも呼び出せます。ファンクション記述の一部を自動生成し、残りの部分を追加して完成させることになります。

次のトピックも参照してください。

アプリケーション・テンプレート