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インデックスの考え方

インデックスは、テーブルとは別のやり方でデータを編成するために使います。実データそのものを格納するわけではありません。例えば、顧客番号をキーとする顧客データ・テーブルに対し、顧客名でも検索できるようにしたいことがあります。このような場合は、顧客名を基準として並べ替えた、インデックスを定義してください。なお、このインデックスを削除しても、データ自体は削除されず、物理テーブルに保存されたままです。

インデックスの定義は、テーブル定義の過程で行います。先に物理テーブルを定義しておき、それをもとにインデックスを定義することになります。インデックスは定義するだけで作成も済んだことになりますが、基底とする物理テーブルの定義の枠内に限定されます。ひとつの物理テーブルに対して複数のインデックスを定義することも可能です。

インデックスの定義には、テーブル名とキー・フィールドの指定が必要です。IBM iデータベースの場合は、アクセス経路の維持に関するオプションも指定できます。さらに、物理テーブルのレコードのうち、どれを含めどれを除くかを表す、選択/除外の基準を設定できます。 

実際にLANSAでの開発に着手する前に、データベースとテーブル定義に関する基本的な考え方を理解しておくことが大切です。詳細については、『IBM Programming Database Guide』など、データベースに関する資料を参照してください。

リポジトリにおいて、インデックスはテーブル定義の一部であって、独立した実体ではありません。インデックスを作成、編集するためには、対応する物理テーブルを開く必要があります。

次のトピックも参照してください。

インデックスの例

インデックスに関する考慮事項