妥当性規則の種類
フィールド単位、テーブル単位の妥当性規則には次の6種類があります。
- 値の範囲:フィールドの値として許容される下限と上限を指定する形の規則です。例えば、オーストラリアの郵便番号は 2000~2999、3000~3999 の範囲内などです。詳細は、『LANSA テクニカル リファレンスガイド』の「値の範囲による検査」を参照してください。
- 許容される値の列挙:フィールドの値として許容されるものを列挙する形の規則です。例えば、オーストラリアの州は「QLD」、「NSW」、「VIC」などです。詳細は、『LANSA テクニカル リファレンスガイド』』の「値のリストによる検査」を参照してください。
- あるテーブル内のレコードとの参照制約:フィールドの値は、あるコード表(テーブル)に載っている値でなければならない、という形の規則です。例えば、製品番号は製品マスター・テーブルの検索により、その番号が有効な番号であることが検査される場合があります。詳細は、『LANSA テクニカル リファレンスガイド』の「コード・テーブル/テーブルの存在検査」を参照してください。
- 式で記述する:簡単な式で表せるのであれば、これを直接記述できます。例えば、「商品の重さは、(商品の体積×10.643)より軽い必要があります」が注文入力システムで使用される検査である場合があります。詳細は、『LANSA テクニカル リファレンスガイド』の「簡易ロジック検査」を参照してください。
- ユーザー・プログラムの呼び出し:簡単な式では表せない規則の場合、独自に用意したLANSAファンクションまたは3GLプログラムを呼び出す形の規則です。例えば、祝日や曜日を考慮して、「支払い期日」が妥当であるかどうかを検証するなどです。詳細は、『LANSA テクニカル リファレンスガイド』の「複雑ロジック検査」を参照してください。
- 日付の書式/範囲:所定の書式(「DDMMYYCC」、「CCYYMMDD」など)、所定の範囲内の日付データであることを表す規則です。例えば、「注文納期日付」は、形式がDDMMYYで今後90日以内の日付である必要がある場合があります。詳細は、『LANSA テクニカル リファレンスガイド』の「日付形式/範囲検査」を参照してください。
以上のほか、トリガーを使って妥当性規則を適用することも可能です(『LANSA テクニカル リファレンスガイド』の「トリガー」を参照)。
次のトピックも参照してください。
『LANSA テクニカル リファレンスガイド』の「検査の定義」