現在地: Visual LANSA 開発者ガイド > 1. アプリケーション、フィールド、データベース、リポジトリの概要 > 1.6 アプリケーション・データベースの作成 > Microsoft Access
Microsoft Access

X_UPIDの省略値が自動設定されない場合がある問題

LANSAによってX_UPID列が追加されている場合に([RRNOの欄の作成] の選択時)、LANSA以外のプログラムからテーブルに挿入を行うことがあるときは、手作業でX_UPIDに省略値が必ず設定されるようにする必要があります。

これは、Microsoft Accessの一部バージョンにおける機能の制限により、ALTER TABLEステートメントで省略値を設定することができないためです。省略値を設定しておかないと、X_UPIDの値がNULLであれば、LANSA以外のプログラムで挿入された行をLANSAで更新しようとしたときに、アプリケーション間の整合性が崩れるとしてエラーになってしまいます。

Microsoft AccessデータベースのODBCデータ・ソース

Microsoft Accessのインストール時に組み込まれるODBCデータ・ソースをそのまま使うと、接続パラメータが不足しているため、外部テーブルをうまく扱えません。LANSAからMicrosoft Accessに接続しようとすると、LANSAはMicrosoft Accessに不完全な接続パラメータのリストを渡すため、Microsoft Accessは失われたパラメータを要求します。アプリケーションの実行の都度、ログインするための詳細情報を入力するよう求められます。

これを回避する方法は2通りあります。ひとつはODBC DSNを変更して、パラメータの指定を追加する方法です。これが最も簡単な方法であり、通常はこれで充分です。2番目の方法は、「DEFINE_DB_SERVER - データベース接続情報の書き替え」で説明しています。

SELECTコマンドの制限

LANSAでは、Generic(*Yes)とOptions(*StartKey)をサポートしていません。Microsoft Access 外部テーブルに対する SELECT コマンドでこれらのオプションを使用しようとすると、予期しない動作が発生する場合があります。