2.3.2 イベント・ドリブン・プログラムと手続き型プログラムの違い
イベント・ドリブン・プログラムと手続き型プログラムでは、設計と実行に基本的な違いがあります。
- Visual LANSAでは、ツリー・ビュー、タブ付きフォルダー、ビデオ、アニメーションなどの高度な組み込み機能を持つコントロールを使用してグラフィカル・ユーザー・インターフェースを作成します。
LANSAファンクションでは、グラフィックを使用しないプラットフォームに対応するためのグラフィカル・コントロールは非常に限られています。
- Visual LANSAでは、実行時のアプリケーションのウィンドウとなるフォームにコントロールをドラッグして、グラフィックでプログラムのインターフェースを作成します。
LANSAファンクションでは、DISPLAY、REQUEST、およびPOP_UPのステートメントを使用して、プログラムでインターフェースを作成します。
- イベント・ドリブン・プログラムでは、ボタンなどの各コントロールのコードを記述します。そのため、アプリケーションは多くのイベント・ルーチンで構成されます。これらのイベント・ルーチンは、個別に実行され、それによりフォーム上の各コントロールがユーザーのアクションに動的に応答できます。
LANSAファンクションは、先頭から末尾まで実行されるプログラムの1つです。画面は常に全体的に処理されるので、動的に変更できません。
Visual LANSAアプリケーションの実行時は、アクションを直接オブジェクトで実行します。
ユニバーサルUIファンクションでは、最初に追加などのアクションを選択し、プログラムでモードを設定し、オブジェクトで作業します。
また、以下も参照してください。
2.3.2.1 コードは常にコンポーネントに関連する
2.3.2.2 アクションは直接実行されるので、モードは必要ない
2.3.2.3 多くの場合、モードのコードは、イベント・ルーチンとなる
2.3.2.4 アクションの順序は自由
2.3.2.5 グラフィックでインターフェースを作成する