Array コレクション (PRIM_ACOL)

インデックスでアクセスできるオブジェクトの順次コレクション

祖先 - コレクション (PRIM_COLL) ブジェクト (PRIM_OBJT)

詳細

Array コレクションは動的にサイズ調整され整列されたコンポーネントのコレクションです。
 
Array コンポーネントは、指定された索引またはリストの先頭や末尾を参照して位置づけられています。索引は常に 1 を基準とした値が付けられます。
 
Array コレクションと List コレクションは本質的にとてもよく似ていますが、ひとつ大きく違う点は、 Windows のメモリ割り当ての方法です。

Array コレクションを定義します。 このコレクションにはユーザー定義の顧客データオブジェクトのインスタンスが格納されています。
Define_Com Class(#Prim_Acol<#Customer>) Name(#Customers)
コレクション項目は既存の参照もしくは以下のように新しく作成した参照に割り当てることにより作成することができます。
#Customers.Insert((*New #Customer))
コレクション項目はコレクション内の位置によってアクセスすることができます。
#Customers<123>.CustomerName := #CustomerName
全てのコレクション項目は以下のように指定することができます。ここでは、コレクション内の全ての顧客のプロパティ値を増やしています。
#Customers<>.CreditLimit += 1000
FOR コマンドも、コレクション内容の反復に使用することができます。項目はコレクションに格納されている順番で返されます。
For each(#Customer) in (#Customers)
   ...
 Endfor
コレクションの全てのインスタンスからのイベントを監視するために、EVTROUTINE に<> を追加できます。COM_SENDER パラメータを使用して、イベントを起動したインスタンスにアクセスすることができます。
 
この例では、顧客インスタンスの changed イベントが監視されています。
Evtroutine Handling(#Customers<>.Changed) Com_Sender(#Sender)
 
   #Com_owner.AddEvent(("&1 changed").Substitute(#Sender.CustomerName))
 
 Endroutine

プロパティ

名前記述
AllowsDuplicatesAllowsDuplicates は、コレクションが複製を許すかどうかを示します コレクション (PRIM_COLL) より継承
Collectsコレクトされるオブジェクトのクラス
ComponentClassNameコンポーネントのクラス名です。 ブジェクト (PRIM_OBJT) より継承
ComponentMembersこのコンポーネントの全てにアクセスできるようにします。 ブジェクト (PRIM_OBJT) より継承
ComponentPatternNameコンポーネントのクラスを制限します。 ブジェクト (PRIM_OBJT) より継承
ComponentTagインスタンス用に値を格納できる汎用スペース ブジェクト (PRIM_OBJT) より継承
ComponentTypeComponentType ではコンポーネントのタイプ情報にアクセスできます。 ブジェクト (PRIM_OBJT) より継承
ComponentTypeNameComponentTypeName 十分適格なコンポーネントのクラス名です。 ブジェクト (PRIM_OBJT) より継承
FirstFirst はコレクションの最初の項目です
IndexOfIndexOf は、コレクションの項目のインデックス番号を返します
IsEmptyIsEmpty は、コレクション内に項目があるかどうかを示します。 コレクション (PRIM_COLL) より継承
IsOrderedIsOrdered は、コレクションが配列かどうかを示します。 コレクション (PRIM_COLL) より継承
ItemItem プロパティはコレクション内の特定の項目へのアクセスを提供します
ItemCountItemCount はコレクション内の項目数です コレクション (PRIM_COLL) より継承
LastLast は、コレクションの最後の項目です
Nameコンポーネントの名前 ブジェクト (PRIM_OBJT) より継承
Ownerコンポーネントのオーナーです。 ブジェクト (PRIM_OBJT) より継承
Parentこのインスタンスが添付されているコンポーネント インスタンス。コントロールのビジュアル コンテナまたは子インスタンスのコレクション ブジェクト (PRIM_OBJT) より継承

イベント

名前記述
CreateInstanceコンポーネントを作成する時に CreateInstance のイベントを実行します。 ブジェクト (PRIM_OBJT) より継承
DestroyInstanceコンポーネントが解除される前に DestroyInstance のイベントを実行します。 ブジェクト (PRIM_OBJT) より継承
IsEqualIsEqual イベント は、コレクション がイコールの時に発生します。
Object, Subject, Equal

メソッド

名前記述
CalculateHashCalculateHash はハッシュ値を計算します。 コレクション (PRIM_COLL) より継承
Result, Value
Contains提供のインスタンスがコレクションに存在するかどうか
Result, Object
CreateAccessorCreateAccessor は コレクション にリードオンリーでアクセス出来る accessor コンポーネントを作ります。
Result
CreateIteratorCreateIterator メソッドは、コレクションを通して繰り返しを可能にする反復子コンポーネントを作ります。
Result
InsertInsert メソッドはコレクションに項目を追加します。
Item
InsertAfterInsertAfter は、指定されたコレクション項目の後ろに項目を追加します
Item, Index
InsertBeforeInsertbefore は指定された項目の前に項目を追加します
Item, Index
InsertFirstInsertFirst コレクションの先頭に項目を追加します
Item
InsertLastInsertLast はコレクションの最後に項目を追加します
Item
OccurrencesOfコレクションのインスタンス発生数を探します
Result, Object
RemoveRemove メソッドは項目を削除します
Result, Object
RemoveAllRemoveAll はコレクションの全項目を削除します
RemoveAtRemoveAt メソッドは指定されたインデックスの項目を削除します
Result, Index
RemoveFirstコレクションから最初の項目を削除
Result
RemoveLastコレクションから最後の項目を削除
Result
ReplaceAtReplaceAt は指定されたインデックス番号の項目を置き換えます
Result, Item, Index

参照

すべてのコンポーネント クラス

テクニカルリファレンス

2018 - V14SP1